会長ごあいさつ

第27回日本神経免疫学会学術集会 会長 犬塚 貴 岐阜大学大学院医学系研究科 / 医学部

第27回日本神経免疫学会学術集会を来る2015年9月15日(火)、16日(水)に長良川国際会議場(岐阜市)で開催いたすことになりました。地方都市での2日間というコンパクトな会ですが、メインテーマである「免疫性神経疾患の診断・病態マーカーと治療法の開発」をシンポジウムに据えて、一般演題を広く基礎・臨床領域から募り、実り多いものにしたいと存じます。
適切な治療の前提となる診断と病態の把握のために、免疫性神経疾患においても、これまで神経組織や血管内皮に対する様々な自己抗体やサイトカイン等の生理活性物質の動きが、マーカーとして有用とする報告がなされてきました。検出の方法論や技術の進歩に伴い、さらに特異性の高いマーカーの発見が期待されています。また、新たなマーカーの発見によって、新しい疾患概念が導かれる可能性もあります。治療法についてはステロイド、血液浄化療法、大量ガンマグロブリン、いくつかの免疫抑制剤が用いられてきましたが、近年、分子標的薬等の新しい免疫調整薬が開発され、免疫性神経疾患にも試みられています。生活の質の向上を念頭に置いた新たな治療目標の設定も話題になっております。今回の学術大会では、こうした診断と治療の最前線の現状と問題点を共有し、病床とベンチのシャトルを如何に飛躍させるべきか、今後の展望を描きたいと存じます。
本学術集会を担当いたしますことは大変光栄であり、参加される皆さまにとって満足度の高いものになりますよう全力を尽くして参ります。皆さまのご支援・ご協力に心から感謝申し上げますと共に、一人でも多くのご参加をお待ちしております。

2014年7月

第27回日本神経免疫学会学術集会 会長 犬塚 貴

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