どのような状況にも対応できるアクションカメラGoPro(ゴープロ)
カメラでビデオや写真を撮影したいと思ったときに悩むのがどれを買ったら良いのかということ。
現在様々なビデオカメラが流通しているので迷うのも仕方のないことです。
ですが用途に合わせて適したカメラというものはきちんと存在します。
もしアウトドアで活動しながら撮影したいならGoProという製品がおすすめです。
近年発売されたカメラの中でも特に注目を集めた製品なのでその名前を聞いたことがあるかもしれません。
今回はそんなGoProについてじっくりとみていきましょう。
アクションカメラの一種
ビデオカメラには様々なものが存在します。
テレビ撮影などで使われるような大型の超高級品からホームビデオを撮影するための比較的安価なものまでラインナップは豊富です。
そしてそれらのカメラは以下の種類に分類することができます。
- 放送用:テレビや映画の撮影で使われる
- 業務用:ビデオ撮影を生業とする業種が使う専門的なもの
- 民生用:一般的に流通しているビデオカメラ
- 固定用:監視カメラ
この中でGoProはどこに属するかというと、業務用と民生用になりますし放送でも使われることがあるためきっちりと分類することができなかったりします。
強いて言うのであればGoProの映像だけを放送することは少ないため業務用と民生用といえるかもしれません。
また、ビデオカメラの種類は「ハンディカメラ」と「アクションカメラ」に分けることもできます。
ハンディカメラはその名の通り小型で片手でもてるほどの大きさで民生用に分類されます。
対してアクションカメラはどのようなものなのかというと、何とハンディカメラよりも小さいのです。
この小ささがとにかく大きな利点であり、これまでハンディカムでは難しかった撮影もできるようになりました。
宇宙飛行士による映像やダイバーの臨場感のある映像など数々のインパクトある作品を撮る事ができたのも小ささゆえといえるでしょう。
そんなアクションカメラの代表的な存在がGoProなのです。
GoProの重量は100グラム前後
これまでGoProとして様々な製品がリリースされてきましたが、最新機種におけるその重量は大体100グラム前後。
身近なもので例えるなら玉子2個分、ネギ1本分、キウイやレモン1個分といった具合です。
そんな軽いビデオカメラなのに鮮明で迫力のある映像を撮影できてしまいます。
サイズも超小型で、幅は約6センチ、高さも約4.5センチ、奥行きに到っては3センチ程度です。
ちょっとしたタッパーよりも小さいぐらいで非常にコンパクトなことがわかります。
一方、一般的なハンディカメラの場合はもっと大きく重いものになる形です。
SONYの現行機種であるFDR-AX60の重さは約535グラムで、大きさは幅が7.3センチ、高さが8.5センチ、奥行きは16.1センチとなります。
GoProと比較するとかなり大型な印象を受けるかもしれません。
ただこれでも十分軽く小さい製品であり、単にGoProが規格外なほど小さく軽いだけだったりします。
持ち運ぶときにかさばらず、かつ軽いことから扱いが容易なGoProは非常に使い勝手が良い製品といえるでしょう。
取り付けることで真価を発揮する
GoProはその軽さと小ささから体に取り付けて撮影を行うことができます。
ハンディカメラぐらいの重さになると体に取り付けるのは難しくなりますが、GoProなら問題になりません。
そのため非常に迫力のある映像を撮影することができるのです。
また、取り付けられる場所は何も体に限りません。
例えば自転車の本体やスノーボードの板にだって取り付けることはできるのです。
他にもヘルメットやリュック、サーフィンボードにだって設置できます。
自分のアイデア次第で今まで見たことのない映像が取れるわけです。
GoProユーザーが撮影した映像は多く動画サイトで公開されています。
特に視聴数の多いものとしてはオフロードバイクなどのエクストリームスポーツ系のもの。
そうした映像を見れば自分では決して見ることのできないスリリングな景色を楽しむことができるでしょう。
もちろんそうした極端なシーンではない、綺麗な風景や普段の生活をGoProで撮影するのも面白いものです。
ハンディカメラのように肉体的な負担を感じずに気軽に撮影できるので日常的に使うことだってできます。
ドローンに搭載して空撮もできる
GoProの小ささと軽さはドローンに搭載できるほど。
実際にGoProを搭載したドローンによる空撮映像は数多く存在しています。
これまで空撮というと専用の扱いの難しいラジコンヘリコプターが必要でしたが、操作の簡単なドローンにGoProを取り付ければそれで準備完了です。
ドローンとGoProの存在はこれまでよりも空撮を身近なものにしてくれました。
もちろん飛行規制をしっかりと守る必要はありますが革新的なことであることに変わりはありません。
「HERO 7 Black」がフラッグシップモデル
GoProの現行モデルは3種類あり、そのラインナップと標準価格は以下の通りです。
- HERO 7 White:31,860円
- HERO 7 Silver:41,580円
- HERO 7 Black:53,460円
HERO 7 Blackが現行モデルのフラッグシップモデルで、続くSilverがスタンダードモデル、そしてWhiteがエントリーモデルになります。
これらの機種の違いは主に撮影できる最高の解像度です。
Whiteは1080p60fps、Silverは4K30fps、そしてBlackは4K60fpsで撮影ができます。
より綺麗な映像を撮影したいならBlackを手に入れると良いでしょう。
またBlackはWhiteやSilverにはない様々な機能を搭載しています。
電池の取り外しが可能だったりビデオの安定化性能が高かったり、音声起動にスローモーションの倍率も他の2つよりも高くできる形です。
「HERO 7 White」のメリット
これら3つのモデルの中で選ぶなら性能面からみてもBlackが妥当なのですが、実はWhiteも十分におすすめできる理由があります。
まず重量ですが、Blackが116グラムなのに対しWhiteは92.4グラムと軽いのです。
さらにBlackの奥行きは3.3センチなのですが、White(とSilver)の奥行きは2.83センチとより小さかったりします。
また4Kの映像を撮影できてもそれをきちんと再生するにはそれなりのモニターやテレビが必要になるものです。
周辺機器をあわせると4Kを楽しむにはそれなりの金額がかかるでしょう。
それに1080pの60fpsで撮影した映像も十分すぎるほど綺麗です。
ハンディカメラとの併用がベスト
GoProの得意な領域は激しいアクション時であって、落ち着いて撮影できる際にはハンディカメラの方が向いています。
手振れ補正も強力ですし、ズーム倍率が高かったり音質も良かったりと、GoProにはないメリットがたくさんあるからです。
あくまでもGoProは手軽な撮影時やアクション時に用いるのが良いでしょう。
ただそれはあくまでもGoPro単体でみた場合の話であり、パーツを使うとGoProでもハンディカメラの代わりに使えるケースもあります。
スムーズな映像を実現する「MODOSTEADY 585-1」
最新のGoProのモデルは安価なハンディカメラよりも性能が良かったりするので、パーツさえそろえればハンディカムの性能に迫ることもできます。
主要なパーツとしては何より手ぶれを抑制してくれるスタビライザー。
これはスムーズな映像を撮影する際には必須のパーツで、普段はもとより激しい振動を抑制する際にも使う事ができるでしょう。
まとめ
GoProについてみてきました。
GoProはアクションカメラを代表する製品で、実際に様々な場面で使われています。
小さくて軽いのでこれまでカメラを持ち込むことが難しかったシーンでも使える優秀なビデオカメラです。
パーツをそろえればより綺麗な映像を撮影することができます。
特にスタビライざーを取り付けて撮影すればスムーズで綺麗な映像を撮る事ができるでしょう。