アクションカメラのタイムラプス撮影でよくある失敗の原因は? 避けたい4つのNGポイント
アクションカメラは、動きのある撮影をするときに重宝されるアイテムですが、メリットは他にもあります。
タイムラプスを簡単に撮影できるため、日常の中でも、少し変わった面白い映像を楽しむことができるのです。
ただし、適当な使い方をしていると失敗してしまうので、撮影するときは注意してください。
では、失敗してしまう原因について、対策と一緒に詳しく説明していきましょう。
撮る時間が短い
タイムラプスは、長い映像を縮めることで、いろいろなものが速いスピードで動く様子を見ることができます。
夜景を撮ったときなどは、たくさんの光が目まぐるしく動き回るきれいな映像になるのです。
そうした映像をきちんと撮りたいなら、短い時間ですぐ終わらせてしまうのは、よくない方法です。
撮影の時間が短すぎると、「思ったよりつまらない映像だな」と感じることがあります。
どこか物足りない映像になってしまい、せっかく撮っても、あまり満足できません。
それを防ぐためには、少し長めに撮るようにしてください。
変化が弱い
撮影時間が短いときに物足りなさを感じるのは、動きの変化が乏しいためです。
タイムラプスは、長い映像をギュッと縮めることで、動きがわかりやすくなり、より面白い映像になります。
撮影の時間が短すぎた場合は、それほど大きな変化がないため、「これは失敗だな」と感じるぱっとしない映像になってしまうのです。
被写体の変化をしっかり撮るためにも、時間がないときの撮影はやめておきましょう。
たっぷり撮影できるタイミングを狙えば、変化の激しいタイムラプスを楽しむことができます。
変化をつけるための時間
長い時間といっても、初心者だと、どれくらい撮ればよいのかわからないことがあります。
そんなときは、最低1時間を目安にしておきましょう。
30分だと変化が小さいことも多いですが、1時間以上の長い時間なら、よいタイムラプスを撮ることができます。
変化が大きければ、近所のありふれた景色でも、意外な面白さを発見できたりするものです。
あとでがっかりしないように、1~2時間くらいたっぷり撮影しておきましょう。
きちんと固定できていない
アクションカメラでタイムラプスを撮影したときは、映像のブレが気になってしまうこともあります。
そのような失敗が起きる原因は、安定性の低さにあります。
アクションカメラがきちんと固定されていない状態では、きれいな映像を撮ることはできません。
ひどくブレたりすると、夜景の美しさなども損なわれてしまいます。
失敗を防ぐなら、カメラの固定はしっかり行うようにしましょう。
自力で押さえるのは難しい
カメラを固定するといっても、「手が動かないようにがんばろう」という対策は間違いです。
先述したように、変化がはっきりした面白いタイムラプスを撮るには、時間を長めにする必要があります。
しかし、自分の手だけで長くカメラを支え続けるのは、容易なことではありません。
腕が疲れてしまい、途中で投げ出したくなってしまいます。
長時間でもしっかり安定させ、なおかつ体に負担をかけないためには、自力以外の方法で支えるべきです。
三脚で楽に固定
アクションカメラを楽に固定するなら、便利なアイテムを利用してみましょう。
最もおすすめなのは、三脚です。
三脚にカメラを固定してしまえば、自分の力だけでがんばる必要はありません。
数時間かかるような撮影でも、最初にしっかりセットしておけば、簡単に続けることができるのです。
それなら、腕が疲れたり、トイレに行きたくなって困ったりはしません。
タイムラプスを撮るなら、三脚を忘れずに用意しておきましょう。
吸盤で固定する方法も
タイムラプスを車の中から撮影するときは、固定の方法にも少し工夫が必要になってきます。
車内で撮るとなれば、小型の三脚をダッシュボードに置いておく方法を考えることも多いですが、それでは安定性がいまいちです。
車が動き出すと、振動や遠心力の影響で、簡単に位置がずれるようになります。
そうなると、三脚があったとしても、きれいなタイムラプスを撮ることはできません。
カメラが動かないようにしっかり固定するなら、吸盤で固定できるマウントアイテムを使ってみましょう。
ただ乗せるだけでなく、ぴったりくっつけて固定することができれば、振動や遠心力によるズレはなくなります。
設置場所もチェック
カメラを安定させるためには、場所の選択にも注意すべきです。
不安定な場所だと、三脚をうまく立てることができません。
なんとか設置できたとしても、微妙なバランスでかろうじて立っているような状態だと、ちょっとした風で簡単に倒れてしまうこともあるのです。
そのため、凸凹な場所などはなるべく避けるようにしてください。
平らで安定しやすい場所を選んでおけば、ブレて失敗することは少なくなります。
いきなり撮り始める
タイムラプスを撮影したときは、あとから映像を見て、「本当に撮りたかったものがずれてしまった」とがっかりすることがあります。
そうした失敗は、準備を怠っているときによく起こるものです。
被写体がずれていないか確認せず、いきなり撮影を始めてしまうと、最初から最後までずれたままの映像になってしまいます。
それを防ぐためには、始める前に必ず構図の確認を行ってください。
しっかり撮りたいものが収まる構図になっていれば、あとで落ち込むようなことにはなりません。
予備のバッテリーを用意していない
構図を決め、きちんと固定した状態で撮影を始めたとしても、バッテリーが切れてしまえば、最後まで撮りきることはできません。
バッテリーが1個しかないと、そうした失敗が起こりやすくなってしまいます。
撮りたいものをすべて撮りきるためには、撮影の前に、予備をきちんと揃えておいてください。
十分な予備があれば、中途半端なところで途切れたりせず、必要な分をすべて撮ることができます。
予備があれば高画質でも安心
バッテリーを複数用意しておけば、画質の設定を心配する必要もなくなります。
画質を上げればバッテリーの消耗も激しくなってしまうため、あまり長く撮ることができません。
そのため、予備がないときは、画質を落として消耗を抑えなければならないこともあるのです。
高画質なタイムラプスをたっぷり撮りたいなら、1個や2個ではなく、余裕をもって4~5個は用意しておきましょう。
余計な機能はOFF
撮影を中断させないためには、バッテリーの消耗を抑えることも必要になってきます。
そのためには、他の機能をできるだけ切っておくようにしましょう。
使う機能が多いほど、早く減ることになってしまいます。
GPSやWifiなどの機能は、使わないようならOFFにしておいてください。
それなら、すぐバッテリー切れになることはありません。
寒さにも注意
気温の低さも、バッテリーの減りは早める原因のひとつです。
そのため、冬場にタイムラプスを撮るときなどは、予備を必ず買っておくようにしましょう。
屋外の寒い場所で長時間撮影していると、意外に早くバッテリー切れになることがあります。
最高画質に設定していた場合は、さらに減り方が激しくなります。
撮影する場所や時期もよく考え、準備をしっかり整えておいてください。
まとめ
タイムラプスの撮影で失敗してしまうときは、ここで紹介したように、何かしら理由があるものです。
うまくいかないからといって、イライラしたり焦ったりせず、落ち着いて原因をチェックしてみてください。
デメリットになる要素を潰してから再挑戦すれば、きれいなタイムラプスを撮ることができます。
普段は見られない映像をたくさん撮り、アクションカメラの魅力をじっくり堪能しましょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://filmora.wondershare.jp/action-camera-effect/how-to-take-time-lapse.html
https://www.rentio.jp/matome/2016/07/gopro-timelapse/
https://starrrrr.com/entry/20170702_time-lapse
https://ehicalog.net/gopro-timelapse.html
https://rentry.jp/note/gopro-timeraps/
https://rentry.jp/note/gopro-battery/