GoPro(ゴープロ)GoPro HERO7 Blackの新機能やおすすめする理由
アクションカメラと言えばGoPro。
その位メジャーで代名詞となっているGoProですが、三つのモデル展開が行われているのは、ご存知でしょうか。
その中でも特におすすめしたいのがBlackです。
GoPro HERO7(2018年11月現在の現行モデル)のうち、なぜBlackをおすすめするのか、今回その特徴と理由をお話ししていきます。
目次
GoProとは
アメリカのウェアラブルカメラのブランドで、カリフォルニア州のWoodman Labsと言う会社が展開してます。
元々フィルムカメラから開発がスタートしたのですが、現在は動画撮影も可能なデジタルのアクションカメラを発売しており、アマチュアの愛好家の他、放送局などのプロフェッショナルも使用するほど質の高いアクションカメラとして認知されるようになってきました。
現在では、この分野におけるリーディングカンパニーとして世界的に知られる存在となり、GoProのアクションカメラであるHEROシリーズはアクションカメラの代名詞となっています。
また、高度な撮影ができるにもかかわらず10万円を超えるような高額なモデルが存在せず、比較的手の届きやすい価格で展開されているのも特徴です。
GoPro HERO7について
GoPro HERO7は、2018年9月に発売されたGoPro HEROシリーズの最新モデル(2018年11月現在)です。
前モデルのGoPro HERO6から1年後の発売と言うことで、1年程度の周期でのモデルチェンジとなっています(近年モデルチェンジの頻度が短くなりつつある。
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モデルの側面に7の数字がプリントされ、モデルのシリーズが分かりやすくなっています。
モデルチェンジのたびに性能が向上しており、今回のモデルは通常のデジタルビデオカメラやデジタルカメラに迫る性能を持ち始めました。
グレードは以前から行われている3グレードの展開が踏襲されており、各モデルの特徴もはっきりと分けられています。
このうち今回紹介するモデルがBlackになります。
GoPro HERO7 Blackの位置づけ
GoPro HEROには3モデルの展開がなされていることは、前の項目でお話ししましたが、この項目ではBlackのシリーズ内での位置づけについて説明していきます。
まず、三つあるモデルですが、White、Silver、そしてBlackで、それぞれエントリーモデル、ベーシックモデル、そしてBlackはブラッグシップモデルとなっています。
まさに松、竹、梅のモデルのうち松にあたるのが今回紹介するブラックなのです。
そして、なぜそんなフラッグシップを勧めるかと言うと、やはり革新的な新機能を全て搭載しているのがBlackであるからです。
そして映像機器の割に比較的安価(53,460円※8%の消費税込)に手に入れられるという点もその一つです(ベーシックのwhiteと2万円程度の価格差しかないのですが、性能がまるで別の機材です。
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GoPro HERO7 Blackの新機能1:HyperSmooth
GoPro HERO7に実装された新機能の一つ目がHyperSmoothです。
これは一言で言うと高度な手振れ補正です。
アクションカメラは、その性質上かなり多くの揺れを拾うことがあり、この手の動画は手振れのような細かい揺れがたくさん入ってしまうのは、むしろ諦めのような、当然のようなものになってしまいました。
プロはジンバル(もともと地球ゴマのような構造ものを指す言葉)と呼ばれる回転台付きの台座を使用したりしてブレを抑えるなどの工夫をしていましたが、アマチュアでは通常の台座に取り付けて使用することがほとんどで、ブレ取りまで考えることは、ありませんでした(気にすることはあっても)。
しかし、GoProは早くからこの欠点に取り組み、その開発努力の結晶としてBlackに導入したのが、このHyperSmoothなのです。
おすすめする理由
HyperSmoothは、高度なブレ取り機能なので、ブレが起きやすい動画撮影をしたい時にはぴったりな機能です。
例えば、マウンテンバイクやバイクなどで悪路を走った時やトレイルランの走行、マラソン(アマチュアレベルだと疲れてきたら身体がぶれてくる。
)などあらゆるスポーツやアクションにつきものなのがブレです。
そういったシーンで使う気持ちがなくとも、いずれは使う場面もありますし、意図せずそういった場面で撮影していることも少なくありませんから、この革新的な機能を手にできるというのは大きなメリットと言えますし、おすすめする理由でもあります。
ブレを味として捉えられるほどの技術がない場合も少なくありませんから、この機能はBlackを購入するうえでおすすめのポイントです。
GoPro HERO7 Blackの新機能2:TimeWarp機能
新機能の一つとして、TimeWarp機能があります。
これは一言で言うとタイムラプス撮影が可能になる機能です。
タイムラプス撮影とは、雲の動きや花の開花など動きがスローなものに対して、スムーズな早送り撮影のことです。
確かにタイムラプス撮影を頻繁に行うことは、ありませんが、この機能が付いていることで、より自由な表現をすることができるようになりますし、意図しない場面で利用することもある可能性は十分あり得ます。
また、動画の投稿などでもインパクトのある撮影動画をアップロードできますから、自分だけでなく周囲のアクセスする人たちも楽しむことができます。
アクションカメラから一歩前へ進んだ機能と言えるのではないでしょうか。
おすすめする理由
アクションカメラによる動きの多い写真を撮るのに飽きてきた方におすすめの機能と言えるのがその理由です。
激しい動きとは対照的な静かな動画をより楽しく撮影することができますから、きっと新鮮な印象を受けるのではないでしょうか。
また、定期的に動画をアップロードして、SNSなどに投稿しているような方にも周りへのインパクトの大きさを考えればおすすめできるポイントです。
GoPro HERO7 Blackの新機能3:スーパーフォト
スーパーフォトとは、一言で言うとキレイな写真が撮影できる機能です。
従来のGoPro HEROシリーズでも写真撮影は可能でしたが、どうしてもビデオカメラのオマケと言う程度の機能で、どうしてもスマートフォンのカメラ画質に比べても劣るものでした。
しかし、今回のバージョンアップでHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ、暗い画像と明るい画像を重ね合わせて明るい画像の白飛びした部分を暗い画像が補い、暗い画像の黒く潰れた部分を明るい画像が補う機能)やローカル トーン マッピング(暗い画像の明るくはっきりした部分や明るい画像の暗くはっきりした部分を拾い出す機能)、ノイズを減らす機能(暗い画像を明るくとる時など、撮影した画像にノイズが入ってしまうことがあるが、それを取り除いて低減する)を組み合わせたことによって、スーパーフォト機能と言う機能が搭載できたのです。
この機能により、コントラストのはっきりした写真が撮影でき、ノイズ低減によって美しい写真が撮影できるようになりました。
おすすめする理由
動画だけではなく、静止画での撮影もアクションカメラの醍醐味と言えます。
しかし、画質が荒くはっきりしない写真を撮影できても、あまり満足できないことが多いのではないでしょうか。
スーパーフォト機能は決定的瞬間をより鮮明に、美しく撮影できる機能ですから、これを実装したBlackの利用で、アクションカメラがより楽しくなるのがおすすめする理由です。
まとめ
今回紹介した3つの機能はいずれもブラックのみに実装された機能で、下位モデルのSilverやWhiteには、ありません。
しかし、下位モデルもそれに相当する若干の改善が行われていますが、Blackほど明確にバージョンアップしているわけではありませんから、これらの機能を全て実装するBlackはGoProの中で最もおすすめできるモデルと言えます。