アクションカメラを水中で使うときに気をつけることは?チェックすべき注意点5選
アクションカメラには防水機能があるため、水の中での撮影も簡単にできるようになっています。
しかし、あまり適当に使うのはよくありません。
間違った使い方をしていると、うまく撮れないだけでなく、故障させてしまうこともあります。
そのような失敗を防ぐためには、水中で使うときの注意点を押さえておくようにしましょう。
深く沈めるときはそのまま使わない
アクションカメラは防水性の高いカメラなので、水辺で撮影するときはとても便利です。
濡れても壊れる心配がないため、水しぶきなどを気にせず、どんどん撮影することができます。
水に沈めることも可能なので、珍しい水中の映像もばっちり撮れるようになっています。
ただし、それはあくまでも浅瀬で使う場合のメリットです。
ダイビングで深く潜るときは、そのままの状態で使うことはできません。
あまり深く沈めるとダメージを防ぎきれないため、故障することになります。
耐えられる深さは製品によって異なるものですが、ダイビングで本格的に潜るようなときはまずアウトなので、そのまま沈めないように注意してください。
ハウジングを装着する
深いところでも使えるようにするためには、ハウジングと呼ばれる透明なケースを用意しておきましょう。
それをつけることで、アクションカメラの防水性を大幅に高めることができます。
ハウジングとセットにした状態なら、かなり深く潜っても壊れる心配はありません。
ダイビングで撮影するためには欠かせないアイテムなので、事前にしっかり用意しておきましょう。
傷を防ぐ
ハウジングは、外からの衝撃を防ぐためにも役立つアイテムです。
むき出しのまま使っていると、撮影中に岩にぶつけてしまったとき、もろにダメージを受けることになります。
しかし、ハウジングを装着していれば、ぶつかるのはケースだけです。
アクションカメラ本体まではダメージが通りにくくなるので、傷などを防ぐことができます。
設定を後回しにしない
水中ではアクションカメラを操作しにくくなるので、潜ってから設定しようとするのは、よくない方法です。
解像度や画角などは、あらかじめしっかり設定しておいてください。
それから潜るようにすれば、海の中で困ることはありません。
細かい設定をすべて済ませておき、準備万端の状態で撮影を始めるようにしましょう。
とりあえず高画質で
あらかじめ設定しておけば面倒がないとはいえ、撮影していれば、途中で画質を変えたくなる可能性もあります。
その点を考慮するなら、最初から最も高画質な設定にするのがおすすめです。
とりあえず高画質に設定しておけば、あとから行う編集の幅が広がります。
画質を落としていると編集しにくくなることもあるので、迷ったときは高画質にしておきましょう。
容量に注意
高画質に設定するといっても、そのための容量が足りなければ、安易に画質を上げることはできません。
画質が上がればサイズも大きくなるので、容量に余裕がないときは、すぐ満杯になってしまいます。
編集のしやすさを考えれば画質は上げておきたいところですが、もし容量が足りないようなら、少し下げるようにしましょう。
容量に合わせておけば、すぐ撮れなくなるような事態は回避できます。
色補正なしで撮らない
海の中では、色補正を行わずに撮影すると、自然な色にならない場合があります。
妙に青みがかった映像になってしまい、うまく撮ることができません。
これは「青かぶり」と呼ばれる現象であり、防ぐためには、色を補正する対策が必要になります。
水中は赤が足りない
映像が青っぽくなってしまうのは、赤い光の割合が減少してしまうためです。
水中では赤い光が吸収されてしまうため、通常よりも青の方が強く主張するようになります。
その結果、青ばかりが強調された不自然な映像になってしまうわけです。
これを解決するためには、赤を加えて足りない分をカバーする方法がおすすめです。
フィルターできれいに
アクションカメラの水中撮影では、色補正のために、赤を補うフィルターがよく使われています。
レンズを覆うように赤い色のフィルターを重ねると、足りない赤がプラスされ、青を弱めることができるのです。
この対策を行っていれば、あとから映像に不満を感じることはなくなります。
水中の映像をきれいに撮るためには重要なポイントなので、何も準備せずにいきなり撮らないよう、十分注意してください。
足りない分をしっかりと補い、本来の美しい色をそのまま切り取りましょう。
曇り止めの対策を忘れずに
きれいな映像を撮るためには、ハウジングの曇りを防いでおくことも大切です。
アクションカメラは、使っているうちに少し温かくなることがあります。
そんなときは、温度差でレンズの部分が曇り、映像もぼんやりと濁ったように見えてしまいます。
曇りを防ぐためには、湿度を吸収してくれるアイテムを用意しておきましょう。
吸湿シート
曇り止め用の吸湿シートをハウジングの中に入れておくと、水中での曇りを抑えることができます。
湿度を吸い取り、曇りの原因をしっかり排除しておけば、濁ったような映像になることはありません。
大きさや厚さをチェックして無理なく入るものを探し、確実に曇りを防ぎましょう。
常に映像をクリアに
曇りの対策をしていれば、水中の映像がよりクリアになるため、細かい部分もよく見えるようになります。
ぼんやりした曇った状態だと、自分ではきれいな景色を撮ったつもりでも、本来の魅力がいまいち伝わってきません。
色の補正と一緒に曇り対策もしっかり行い、できるだけクリアで見やすい映像にしておきましょう。
それなら、潜ったときの感動をいつでも味わえるようになります。
予備バッテリーの準備を怠らない
水中で撮影するときは、意外とバッテリーの減りが激しいものです。
製品によって連続使用時間は異なりますが、使い方によっては、1日もたないこともあります。
途中で使えなくなることを防ぐためには、きちんと予備のバッテリーを用意しておいてください。
予備があれば、長時間の撮影でも安心です。
撮りたいものをすべて撮りきる
予備がない状態で撮影を始めた場合、予定していたものをすべて撮りきることができず、がっかりしてしまうことがあります。
頻回に潜れるなら追加で撮影すれば済みますが、そうでない場合は、なるべくたくさん撮っておきたいものです。
そのためにも、予備はしっかり確保しておいてください。
バッテリーを気にせず撮影できるようにしておけば、水中の映像だけでなく、陸の映像もたっぷり撮ることができます。
あとから後悔しないように、どんどん撮影していきましょう。
水分を拭き取ってから交換
予備のバッテリーと交換するときは、必ず水分をふき取ることから始めるようにしてください。
アクションカメラは防水だったとしても、バッテリーまで防水機能を備えているわけではありません。
そのため、水分が残ったまま交換を始めると、ショートしてしまう可能性が高いのです。
故障を防ぐためにも、水分はきれいに拭き取っておきましょう。
乾いた状態で落ち着いて交換すれば、失敗を防ぐことができます。
まとめ
アクションカメラはとても便利なアイテムですが、注意点を見落としていると、うまく撮影することができません。
水に沈めたことで故障してしまったり、途中でバッテリーが切れたりするようでは、楽しい思い出を残すことができなくなります。
それを防ぐためには、事前に注意点の確認を行い、失敗につながる要素をしっかり潰しておきましょう。
必要な準備を整えてから始めれば、撮りたいものを思う存分撮ることができます。
参考URL・参考文献・根拠など
https://sakidori.co/article/89553
https://www.rentio.jp/matome/2018/12/gopro-underwater/
https://rentry.jp/note/gopro-aCCessories-matome/
https://tabihack.jp/gopro/
https://rentry.jp/note/about-gopro-supersuit/
https://nj-clucker.com/shoot-underwater-with-gopro/