GoPro(ゴープロ)のSDカードはどう選ぶ?失敗しないための4つの注目ポイント
GoProは、動きながらの撮影や水中の撮影など、いろいろなことができる便利なカメラです。
これを使うときはSDカードが必要になりますが、いざ購入しようとしても、「どれを買えばいいの?」と悩んでしまうことがあります。
適当に選ぶと失敗してしまうこともあるので、これは重要な問題です。
では、適切なSDカードを選ぶためのポイントについて、詳しく説明していきましょう。
容量
GoProに使うSDカードを選ぶときは、「どれくらい入れることができるか」ということが重要になります。
せっかく買っても、撮ったものを思うように保存しておけないようでは、不便に感じてしまうのです。
かなりたくさん撮影する予定があるときに、容量の小さいものを選んでしまうと、すぐ満杯になってしまいます。
特に、高画質で撮りたい人は、たっぷりと容量を確保しておくべきです。
GoProには、4Kや5Kといった高画質に対応した製品がありますが、画質がよくなるほど、サイズも大きくなります。
したがって、常に高画質で大量に撮影したいようなときは、なるべく容量の大きなSDカードを用意しておく必要があるのです。
64GB以上あると、高画質でも余裕をもって保存することができます。
画質だけでなく、量も多くなりそうなときは、さらに大容量の128GBにしておきましょう。
複数用意する
SDカードは、容量が大きいものなら、画質がよいものを大量に保存しておくことができますが、1枚だけだと少し不安があります。
撮影の途中で容量が満杯になることを確実に防ぐなら、2枚以上用意しておくようにしましょう。
それなら、1枚がいっぱいになってしまったときでも、すぐに交換して撮影を続けることができます。
普段からたくさん撮ることが多い人は、万が一の事態に備えて、しっかり予備を購入しておいてください
機種によって違いがある
SDカードの容量を考えるときは、GoProの機種に合わせることも忘れないようにしましょう。
というのも、機種によっては、使えないものがあったりするからです。
例えば、128GBの容量が大きいSDカードを使いたかったとしても、GoProが64GBまでしか対応していないHERO3 Blackでは、せっかく買ったものが役に立たなくなってしまいます。
64GBの機種で128GB並みにたくさん撮りたいなら、予備をしっかり揃えておかなければなりません。
機種の違いで失敗しないためには、そのGoProがどれくらいの容量まで対応できるのか、しっかり確認しておいてください。
きちんと機種に合った製品を選んでおけば、「買ったのに使えなかった」という困った事態は回避することができます。
Fusionは容量を揃える
GoPro Fusionは、前後にレンズがあり、360°すべてを撮影できるという優れた機種ですが、これを使うときは、通常のGoProとは違った注意点があります。
それは、SDカードが2枚必要であり、それぞれの容量がまったく同じでなければならないということです。
2枚の容量がバラバラだった場合、正常に記録できなかったり、転送速度が安定しなくなったりするおそれがあります。
それを防ぐためには、容量をしっかり確認して、同じものを用意しておいてください。
メーカーやスピードクラスもチェックして、まったく同じSDカードが2枚揃うようにしておけば、GoPro Fusionを快適に使うことができます。
転送速度
SDカードを選ぶときは、転送速度もしっかり確認しておかないと、あとから困ることになってしまいます。
転送速度が遅いと、書き込みも読み込みも時間がかかるので、使っているうちにイライラしてくることがあるのです。
それを防いで快適に使うためには、SDスピードクラスに注目してみましょう。
クラスというのは、転送速度の単位であり、値が大きければスピードが増します。
SDスピードクラス10以上のものであれば、書き込みや読み込みにもたつくことはないため、安心して撮影することができるのです。
高画質なら速いものを
SDスピードクラスをよく見てSDカードを選ぶことは、高画質の撮影をするなら、特に重要となるポイントです。
4Kなどの高画質なものは、処理速度の遅いSDカードを使っていると、どうしてもスムーズに読み書きすることができません。
これは、サイズが大きくなってしまうことが原因です。
高画質なものほど大きくなるため、速度の遅いものだと、うまく対応できなくなってしまいます。
したがって、高画質にこだわるなら、必ずSDスピードクラスが10以上になったものを選んでください。
6以下の製品もありますが、高画質なものを扱うには不向きです。
10以上であれば、4Kのサイズが大きいものでも、サクサクと読み書きできるようになります。
UHSスピードクラス
数は少ないですが、UHSスピードクラスのSDカードは、SDスピードクラスのものよりレベルが上になります。
もしUHSの方を選ぶなら、UHSスピードクラス1か、もしくは3がおすすめです。
UHSスピードクラス1は、SDスピードクラス10と最低書き込み速度が同じであり、十分なスピードがあります。
1か3なら不便に感じることはないので、しっかりチェックしておいてください。
規格
SDカード選びでは、その製品の規格も重要な要素になります。
少しでもGoProを使いやすくするのであれば、適当に規格を決めたりせず、なるべく新しいものを探すべきです。
これは、新しい規格ほど性能が上がっているためです。
転送速度にしても容量にしても、新しい規格の方が優れているので、GoProでの撮影をしっかり助けてくれます。
そのため、4Kなどの高画質な撮影をしたいなら、規格がSDXCのものを選ぶようにしてください。
SDカードの規格にはSDHCなどもありますが、SDXCなら、高画質撮影で困るようなことにはなりません。
公式推奨か
SDカードを選ぶときは、容量や規格だけでなく、公式が推奨しているかどうかもチェックしてください。
「公式がどうであれ使えるなら問題はないだろう」といった安易な考えで選んでいると、失敗してしまうことがあります。
というのも、公式が推奨しているSDカードは、そのGoProで正しく動くことをきちんと確認したものだからです。
公式が推奨していない製品だと、正常な動作が保証されていないため、「なぜかうまく保存できない」といったトラブルが起きてしまうこともあります。
それを防ぐためには、公式が認めたものを選ぶようにしましょう。
安さだけを優先するのはNG
SDカードは、公式推奨のもの以外にもいろいろなものがあります。
その多くは値段が安くなっているため、出費を抑えたいときは、つい即決してしまうこともありますが、それはよくない選び方です。
公式が動作を保証していないSDカードでは、どんな不具合が起きるかわかりません。
いくら安く購入できても、まともに動かないものでは、快適に使うことができなくなるのです。
買ってしまってから後悔することのないように、公式のお墨付きを軽視したりせず、確実な選び方をしていきましょう。
まとめ
GoProのSDカードにはさまざまな種類があるので、初めて選ぶときは、かなり迷ってしまうこともあります。
そんなときは、ここで紹介した選び方のポイントを参考にしてみてください。
適当に選ぶと、役に立たない製品を引き当ててしまうこともありますが、容量や転送速度などの重要なポイントを押さえておけば、そのような失敗は起こりません。