GoProはドライブレコーダーとして使えるか?メリット・デメリットを徹底検証

アクションカメラの代名詞ともなっているGoPro。

スポーツやレジャーの分野で活躍の場を選ばないGoProですが、注目されている活用方法のひとつがドライブレコーダーの代用です。

GoProをドライブレコーダーとして利用した際のメリット・デメリットとは。

それぞれ3つのポイントで検証しました。




GoProをドライブレコーダーとして使うメリット

高画質な4k映像でドライブを記録

GoProをドライブレコーダーとして利用する一番のメリットは、高画質な4k映像が記録できる点です。

ドライブレコーダーは、走行中の事故映像の記録や駐車中のトラブルを記録する目的で利用します。

しかし、安価なドライブレコーダーの中には、映像の画質が悪く、相手の車のナンバーなどがしっかりと読み取れない場合もあります。

GoProは、動きのある映像を捉えることを得意とするカメラのため、車の走行中であっても、高画質な4k映像を記録することができます。

そのため、車のナンバーやトラブルの加害者の顔を確実に記録することができます。

170℃の広角映像で見逃しなし

同時にGoProは、小さな本体から想像できないくらいの広角映像が記録できます。

映像記録可能な角度は170℃と、一般的なドライブレコーダーに引けを取りません。

ドライブレコーダーは正面の映像だけでなく、側面から通行して来る車や歩行者の情報を記録する必要があります。

この点においては、GoProの広角撮影は、ほぼ真横の映像まで記録できるため、万が一の事故の時も見逃しがありません。

取り外せば車外に持ち出して利用可能

ドライブレコーダーとして社内に設置したGoProは、車の駐車中にはそのまま車外に持ち出すこともできます。

特にレジャーのドライブの様子を記録したい場合などは、走行中→目的地到着後の映像を連続して撮影することができるため、一体感のある記録映像を残すことができます。




GoProをドライブレコーダーとして使うデメリット

車載マウントや配線は付属しない

GoProをドライブレコーダーとして利用する場合、車にカメラを取り付ける車載マウントや電源確保のための配線は別途用意する必要があります。

一般的なドライブレコーダーの場合、ドライブレコーダー本体を購入すると、車載マウントや電源ケーブルは付属しています。

また、取り付けに自信のない方はカー用品点の取り付けサービス等を利用することができます。

一方GoProには、車載マウントや配線は同梱されておらず、取り付けも自力で行う必要があります。

必要な用具をそろえ、時間をかけて取り付けを行うと、かえってドライブレコーダーを購入するよりも割高になってしまうことがあります。

衝撃センサーによる映像記録はできない

ドライブレコーダーは、事故などで車が衝撃を受けた際、自動的に映像記録を開始する機能が備わっています。

GoProにも加速度センサーやGPSは搭載されているものの、衝撃と連動して自動録画を行う機能はありません。

そのため、常時録画を行っていない場合、GoProを取り付けていても映像が記録できていないということが起こり得ます。

エンジン連動録画や駐車監視機能はない

また、GoProには、車のエンジン始動に連動して録画を開始する機能や駐車中に衝撃を感知した場合に自動録画を行う機能は搭載されていません。

これらの機能はGoProと同程度の価格で販売されているドライブレコーダーには一般的に搭載されている機能です。

そのため、GoProをドライブレコーダーと機能比較した場合にはどうしても見劣りしてしまいます。

GoProをドライブレコーダーに使う際の上手な使い方

GoProは、鮮明な走行映像を記録するのに適した反面、ドライブレコーダーとしては機能不足な点が否めません。

GoProをドライブレコーダーとして上手に利用する方法はあるのでしょうか。

サブカメラとして利用する

GoProは、ドライブレコーダのサブカメラとして利用するのがおすすめです。

GoProは、走行中でも鮮明な映像が記録できるのが強みです。

そのため、ドライブレコーダーで相手の車のナンバーなどが記録できなかった際の、バックアップ映像として活用することができます。

GoProは日差しや暗がりなどの自然環境の変化にも柔軟に対応して撮影できるため、悪天候下での記録映像としても重宝します。

SNS用の動画ツールとして利用する

また、GoProはサーキットの走行映像や山間部のクロスカントリーの映像など、スリリングなドライブの映像記録にも適しています。

さらに、必要な時には車載映像と社内映像を連続して撮影することもできます。

そのため、SNSで共有するためのドライブ映像やYouTubeへのアップロード動画用の映像にもおすすめです。

まとめ

結論として、GoProは、ドライブレコーダーとして利用した場合、やや機能不足を感じることがあるでしょう。

GoProは動きのある映像でも鮮明に記録できる反面、衝撃センサー連動の録画や、エンジン始動連動の録画など、ドライブレコーダーとして必要な機能は備えていません。

ただし、ドライブの思い出を記録する映像作成用やドライブレコーダーのサブカメラとして利用する場合には、小型で持ち運びやすい特性も相まって、遺憾なく力を発揮してくれるでしょう。