GoPro(ゴープロ)でタイムラプスを撮るときのコツは?押さえておきたい4つのポイント
タイムラプスは、長い映像を短く縮めて再生するものであり、景色がどんどん移り変わる様子などを楽しむことができます。
GoProは、そうしたタイムラプスを簡単に撮影できる便利なアイテムです。
ただし、GoProでタイムラプスを撮るなら、しっかりとポイントを押さえておくべきです。
撮影のためのポイントがわかっていれば、失敗することはありません。
ブレない工夫をする
タイムラプスの撮影をするときに最も重要な点は、「GoProを動かさないで撮る」ということです。
設定などを念入りにチェックしたとしても、撮影時にGoProが動いているようでは、きちんとタイムラプスを撮ることはできません。
YouTubeなどで完成した映像を見ればわかりますが、タイムラプスというのは、基本的にカメラの位置が動かないものです。
左右や上下に大きく揺れたりせず、常に同じ視点から撮り続けた映像を縮めたものになります。
そのため、GoProでタイムラプスを撮るときは、固定が重要なポイントになってくるのです。
GoProをしっかり固定することができれば、きれいなタイムラプスを撮影できるようになります。
とはいえ、手で持っているだけだと、確実に固定することは難しくなってしまいます。
タイムラプスではない普通の撮影をするときでも、手の揺れにには注意しなければなりません。
それがタイムラプスの撮影となれば、さらに難易度は高くなります。
よいタイムラプスを撮るには、短い映像を縮めるより長めの映像を縮めるべきですが、自分の手を長時間固定し、微動だにせず撮影を続けるというのは、ほとんど不可能な行為です。
長くGoProを固定しておくためには、手で持つだけでなく、もっと別の工夫が必要になります。
三脚で固定する
GoProを長時間しっかりと固定し、よいタイムラプスを撮るためには、自分の手で持つことにこだわるのではなく、便利なアイテムに頼る方法がおすすめです。
自分の力だけで解決できない問題でも、優れたアイテムをうまく利用することで、簡単にクリアできるようになります。
そのアイテムというのが、三脚です。
三脚にGoProを取り付け、そのまま撮影を開始すれば、地震でも起こらない限り揺れる心配はありません。
また、手が動かないように気を張っている必要がないため、自分の体に負担がかかることもなくなります。
苦労して自分の手を固定しておかなくても、簡単に長い映像を撮ることができるのです。
撮影時の余計なストレスを減らし、映像のクオリティを高めるためにも、こうした便利なものを積極的に使っていきましょう。
予備のバッテリーを用意する
タイムラプスのためにGoProを長時間使うときは、固定することだけでなく、バッテリーについてもしっかり考えておくべきです。
長い映像が撮りたくても、途中でバッテリーが切れてしまうようでは、中断せざるを得ません。
タイムラプスの撮影を確実に行うためには、必ず予備のバッテリーを購入するようにしましょう。
予備のバッテリーがあれば、本体のバッテリーが少なくなっても慌てることはありません。
バッテリーを交換することで、問題なく撮影を続行することができるのです。
高画質で撮影したとき、1個のバッテリーがもつ時間は約90分なので、2~3個の予備を忘れずに確保し、撮りたいものがすべて撮れるようにしておきましょう。
寒さに注意
GoProのバッテリーは、周囲の気温が低いと、消耗が激しくなります。
そのため、スキーやスノーボードを楽しみながら撮影したいときは、余裕をもってバッテリーを揃えておく必要があります。
タイムラプスの場合も、冬の冷え込む時期に撮影したいときは、バッテリーが1個だけだと困ることになってしまうので、しっかりと予備を用意しておいてください。
十分な数が確保できていれば、普段より減りが激しかったとしても、長い時間撮り続けることができます。
モバイルバッテリーも
タイムラプスの撮影をするときは、交換するためのバッテリーを用意しておくより、モバイルバッテリーの方が便利に感じることもあります。
モバイルバッテリーは、充電しながら撮影を続けることができるので、しっかり接続しておけば、そのまま放っ放置していても安心です。
また、GoProの中にはバッテリー交換ができないタイプもあるので、そうした機種を使うときも、ぜひモバイルバッテリーを使ってみてください。
撮影間隔を調整する
GoProでタイムラプスを撮影するときは、「タイムラプスビデオ」と「タイムラプス写真」が選べるようになっています。
タイムラプスビデオの方は、撮影と同時に動画が編集されていくため、撮ったあとにすぐ映像を見ることができます。
一方、タイムラプス写真の方は、数秒に1コマの写真をしばらく撮影し、そのあとで編集をすることができるモードであり、自分好みのタイムラプス映像をつくりたいときに役立ちます。
撮影間隔の調整は、そのタイムラプス写真で重要になるポイントです。
タイムラプス写真を撮るときに撮影間隔を長くしすぎると、それぞれの静止画のつながりが弱くなるため、あまりきれいに見えなくなってしまいます。
なめらかにつながる映像にしたいなら、撮影間隔を短く調整しておきましょう。
タイムラプスビデオでもチェック
撮影間隔の調整は、タイムラプスビデオの方にも影響を与えます。
調整によって変化するのは、映像のスピード感です。
撮影間隔を長くすると、映像がより速くなります。
そのため、ゆっくり変化するもの高速にしたいなら、なるべく長めに設定しておきましょう。
空の様子を撮影して、雲の動きなどを楽しみたいときは、5秒~10秒の設定がおすすめです。
逆に、動きの速いものを撮るなら、間隔は短くしてください。
撮影間隔を短くしてライムラプスビデオを撮ると、動きがとてもなめらかになるため、素早い動きもきれいに見ることができます。
スポーツの映像や、自転車で移動するときの映像などは、0.5秒~2秒で撮るようにしましょう。
撮影の時間を考慮しよう
撮影間隔を長くするときは、撮影にかかる時間もよく考えるようにしましょう。
間隔が長くなれば、それだけ撮影に必要な時間も長くなっていきます。
そのため、素早く撮影を済ませなければならないようなときは、なかなか終わらず、困ってしまうこともあるのです。
失敗したくないときは、なるべく余裕のあるときに撮影を行ってください。
暗い場所ならナイトラプス
GoProでタイムラプスを撮るときは、暗い場所での撮影がうまくいかないことがあります。
光の量が少なすぎるために、あまりきれいな映像にならないのです。
そんなことでは、きれいなタイムラプスを撮ることはできません。
暗さのデメリットを解消するためには、タイムラプス撮影の3つ目のモードである「ナイトラプス写真」を選択してください。
ナイトラプス写真で撮ると、他のモードよりも多く光を取り込むことができるため、暗い場所でもノイズの少ないきれいな映像になります。
夜空や夜景を撮るときには最適な撮影モードなので、撮りたいものに合わせてうまく利用していきましょう。
まとめ
GoProでタイムラプスを撮影するなら、あまり適当に撮ってしまうのはおすすめできません。
固定する工夫をしていなかったり、撮影間隔を無視したりすると、うまく撮れない可能性が高いのです。
失敗を避けるためには、ここで紹介したような撮影のポイントを、しっかりとチェックしておきましょう。
重要なポイントを見落としていなければ、素晴らしいタイムラプスを撮ることができます。