アクションカメラでタイムラプスを撮るときのコツは?うまく撮影するための4つのポイント
GoProなどのアクションカメラには、タイムラプスを撮る機能が備わっています。
タイムラプスとは、長い映像をギュッと縮めることで、いろいろなものが高速で動く様子を楽しめるものです。
そうした面白い映像を撮るためには、適当に始めてしまうのではなく、まずコツをチェックしておいてください。
うまく撮るためのコツをしっかり押さえておけば、失敗を防ぐことができるのです。
固定を忘れずに
アクションカメラのタイムラプス機能をしっかり使いこなすためには、なんといっても動かさないことが大切です。
途中でカメラが動いたりすると、映像の方もブレることになるため、きれいなタイムラプスを撮ることができません。
きちんと同じ場所から撮影を続けることで、成功しやすくなるのです。
そのため、カメラの固定は確実に行ってください。
三脚を使う
動かさないように撮るといっても、自分の手で延々と押さえ続けるのは、かなり無理がある方法です。
難しいというより、ほとんど不可能です。
タイムラプスの撮影は、少しだけ撮って終わるわけではなく、何時間も続けるのが一般的です。
それだけ長く微動だにせずカメラを持ち続けるのは、ロボットでもない限りできない撮影方法になります。
楽に長時間固定するためには、三脚を使ってみましょう。
三脚で固定する方法なら、自分の手で何時間も支える必要はありません。
その場を離れていても、しっかりと同じところから撮影を続けてくれるのです。
安定する場所で
三脚を使っていても、その場所が不安定だった場合は、グラついて固定できない可能性があります。
地面が凸凹で、ようやく立っているような状態だと、風がふいて微妙なバランスが崩れ、簡単に倒れてしまうこともあるのです。
三脚を立てるなら、なるべく平らで安定しやすい場所を選びましょう。
それなら、風くらいですぐに倒れることはなくなります。
また、足の角度を調整できる三脚もおすすめです。
そのタイプだと、角度を変えることで、地面に合う立たせ方ができるようになるのです。
多少凸凹していても問題なく使えたりするので、場所の選択肢が増え、より撮影しやすくなります。
吸盤による固定
車の中で撮影するときは、小型の三脚でダッシュボードに設置しても、きちんと固定できず、悩むことがあります。
その原因は、走行時の振動です。
止まっていれば不安定になることはありませんが、運転を始めれば、どうしても揺れてしまうものです。
また、遠心力の問題もあります。
カーブを曲がったりすると、ダッシュボードの上で滑ってしまい、位置がずれるようになるのです。
動く車の中でもしっかり安定させるためには、ただ三脚に乗せるのではなく、吸盤のついたアイテムを使い、がっちりと貼り付ける方法を試してみましょう。
それならかなり安定するので、無駄な揺れを抑えることができます。
立ち入り禁止の場所はNG
安定した撮影しやすい場所を探すためとはいえ、さすがに立ち入り制限がある場所は避けなければなりません。
そうした場所には、入ってはいけない理由が必ずあるものです。
軽い気持ちで無視したりせず、きちんとルールを守るようにしてください。
ルールを守らない撮影は、多くの人に迷惑をかけるばかりか、自分の身までも危険に晒すことがあります。
無理な方法は避け、他の場所を探すか、便利なアイテムで安定性を確保するようにしてください。
余計なトラブルを防ぎ、タイムラプスをどんどん撮影していきましょう。
長く撮る
先述したように、タイムラプスの撮影は、少しだけ撮影して終わるものではありません。
数分だけ撮って済ませてしまうより、時間をかけて撮影した方が、よい映像になります。
これは、動きの変化がわかりやすくなるためです。
短い映像を縮めてみても、それほど大きな変化は感じられません。
長めの映像をギュッと縮めた方が、わかりやすく面白いタイムラプスになるのです。
したがって、撮るならたっぷり撮ってください。
最低でも1~2時間かけて撮影すれば、あとで見るときの楽しみも増すことになります。
バッテリー切れ対策
タイムラプスで長い撮影をするときは、バッテリーが気になるものです。
いくら長く撮りたくても、途中でバッテリーが切れてしまえば、それ以上続けることはできません。
撮りたい分をすべて撮りきるためには、きちんと対策をしておきましょう。
予備の準備
バッテリーが1個で足りなかったとしても、予備を事前に揃えておけば、途中で慌てる必要はなくなります。
交換してしまえば、そのまま撮影を続けることができるのです。
特に、最も高画質な設定で撮影したい場合は、予備が重要になってきます。
画質を上げればバッテリーの消耗も激しくなるため、1個しかないと困ることが多いのです。
複数のバッテリーを使い、高画質な映像をたくさん撮影できるようにしましょう。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、交換ではなく、充電によって長時間の撮影を可能にしてくれるアイテムです。
アクションカメラに接続するだけで充電できるため、交換より便利に感じることもあります。
交換のためには、固定していたカメラをいったん動かさなければならない場合もありますが、モバイルバッテリーならその必要もありません。
撮影に余計な影響を与えることなく、すんなりと長い映像を撮りきることができるのです。
タイムラプスを撮るなら、こちらもしっかりチェックしておきましょう。
始める前の試し撮り
タイムラプスの撮影をいきなり始めてしまうのは、あまりよくない方法です。
三脚を適当に立てて長時間撮影しても、本当に撮りたかったものがずれていたりすると、あとでがっかりすることになってしまいます。
せっかく撮るなら、できるだけ思い通りの映像にしたいものです。
そのためには、試し撮りを行うようにしてください。
試しに撮ってみて、間違いなく望んだ映像が撮れることを確認できたら、そこで初めて本番へ移るようにしましょう。
この方法なら、「想像と違うものが撮れた」と感じることはなくなります。
構図をしっかり決める
構図が定まっていないと、撮りたいものが微妙にずれ、納得できない映像が出来上がることも多くなります。
試し撮りをするときは、目的の被写体が望みどおりの位置になるよう、構図をよく考えてみてください。
ベストな構図を見つけ、それから撮影を始めるようにすると、失敗は少なくなります。
撮り直しが難しいときは必ず
タイムラプスの撮影で失敗したときは、もう一度やり直したくなるものです。
しかし、簡単に撮り直しができないときは、困ってしまうものです。
例えば、旅行で風景などを撮るときは、そう簡単にはリトライできないものです。
家の近所などであれば、後日もう一度撮影することも難しくはありません。
しかし、旅先で出会った景色では、再撮影するための移動の時間を、なかなか確保できないこともあります。
その点を考えれば、できるだけ一発で済ませたいものです。
最初の撮影で構図がばっちり決まっていれば、仕上がりに不満を感じることはなくなります。
そのためにも、試し撮りを慎重に行うようにしてください。
しっかり準備してから始めれば、失敗を防ぐことができます。
まとめ
アクションカメラでタイムラプスを撮るときは、適当に撮影したりすると、思わぬ失敗をすることがあります。
それを防ぎ、上手にタイムラプス撮影をするには、ここで紹介したポイントを意識してください。
正しい方法なら、きれいなタイムラプスを撮ることができます。
アクションカメラならではの面白い映像をたっぷり楽しむためにも、コツのチェックは忘れないようにしましょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://filmora.wondershare.jp/action-camera-effect/how-to-take-time-lapse.html
https://www.rentio.jp/matome/2016/07/gopro-timelapse/
https://starrrrr.com/entry/20170702_time-lapse
https://ehicalog.net/gopro-timelapse.html
https://rentry.jp/note/gopro-timeraps/
https://rentry.jp/note/gopro-battery/