GoPro(ゴープロ)はHEROとFusionで何が違う!?ゴープロのモデルを解説!
GoProからは色々なカメラが販売されていますが、その代表格なのがHEROシリーズです。
またHEROシリーズには、3種類のモデルが販売されていて性能が違います。
更にGoProからはHEROシリーズの他にFusionも販売されているので、その違いが分からないという方もいるでしょう。
そこでどのような違いがあるのかを徹底的に見ていきます。
目次
合計4つの機種が販売されている
現在のGoProからは次のような4つの機種が販売されていますので、その特徴や機能をざっくりと説明します。
GoPro HERO Black
GoProが販売する現行機種中でも最もパワフルで、多機能、高性能なのがこのGoPro HERO Blackです。
ファブリックモデルとも呼ばれるもので、目玉となるGoProの最新機能が搭載されているのが大きな特徴と魅力となっています。
GoPro HERO Silver
Blackより少し性能を落としたスタンダードモデルがGoPro HERO Silverです。
価格は約一万円ほど下がっていますが、アクションカメラとしては、十分な性能を持ちます。
ちなみに、GoPro HERO Silverの最新モデルなら、話題の4Kビデオの撮影が出来ますし、タッチスクリーンも採用されています。
GoPro HERO White
SilverからGPS等の一部の機能をなくした、更にリーズナブルな商品がGoPro HERO Whiteです。
入門者向け、ビギナー向けのモデルで、価格は三万円程度で購入出来ます。
アクションカメラに触れてみたいという方や、沢山機能がついていても使いこなせないと感じる方は、このビギナー向けのモデルから使ってみるのも良いでしょう。
GoPro Fusion
そして、上記のGoProとは少し用途が違う機種がGoPro Fusionです。
GoPro Fusionの利用目的は360度のビデオ撮影で、VRゴーグルで再生すると高い没入感を得られる動画を撮影することが出来ます。
VRコンテンツを制作したいという方に最適なカメラです。
価格については4つの機種の中で一番高く、普通に購入すると七万円以上したりしますが、それに見合うパフォーマンスがあります。
VR撮影目的じゃないなら通常のHEROシリーズを使う
このようにGoProはHEROとFusionとで用途が違います。
特にVR撮影目的では無いなら、HEROシリーズを購入すると良いでしょう。
また、HEROシリーズでは基本的にVR動画を撮影することは出来ませんので、360度動画をGoProのカメラで撮りたいとなったらFusionを購入する必要があります。
ちなみに、360度動画は編集をすることで通常のHDやフルHD動画にエンコードして出力することは可能です。
GoPro HERO BlackとGoPro Fusionの違い
HEROシリーズで一番性能が良いGoPro HERO BlackとGoPro Fusionを比べると、Blackが上回っている部分もあれば、GoPro Fusionが上回っている部分もあります。
ですから、性能面でどちらが高性能かは言えません。
ただ、見た目的に大きな違いがあります。
正面から見た時、GoPro HERO Blackは長方形なのに対し、GoPro Fusionはほぼ真四角となっています。
横から見た時には、GoPro Fusionはやや薄型です。
また、レンズの数や必要になるメモリカードの数が違うのも大きな特徴です。
GoPro Fusionは360度動画を撮影するために前後にレンズが付いていて、前後の映像を記録するために、SDカードを入れるスロットが2つあります。
形状的に大きな違いがあり、GoPro HERO用の防水ハウジングケースはGoPro Fusionには使えませんので、そこは要注意事項です。
ハウジングケースに限らず、アクセサリー関係の互換性がない商品も沢山あります。
性能の他にも注意点があるので、確認してから購入しましょう。
ちなみに、どちらもアクションカメラの中でも、最高クラスに位置する性能をもっていることは確かです。
編集ソフトも360度対応のものが必要
GoPro Fusionは360度動画撮影を目的としたカメラだけあって編集も特殊です。
360度動画を編集したい場合は、360度動画に対応した編集ソフトが要ります。
専用の編集ソフトは、GoProからリリースされており、無料で使うことが出来ます。
公式サイトにアクセスすると「Fusion Studio」というアプリのダウンロードページへいけます。
そこから、編集ソフトをダウンロードすると、パソコンで360度動画の編集が可能です。
ですから、GoPro Fusionだけ購入すれば、別途編集ソフトは購入しなくても大丈夫です。
ただ、ソフトウェアの言語に英語が使われていたり、編集方法もはじめての方はとっつきにくかったりします。
また、高解像度で撮影した360度動画を編集したい場合、パソコンのスペックもある程度求められるので、古いパソコンを使っている方は要注意です。
「Fusion Studio」を動かしたくても、パソコンのスペックが足りていないと、起動すらしないこともあります。
360度の動画撮影後に、編集をする予定なら、その点にも気を付けて準備をしていきましょう。
ちなみに、編集は必ず「Fusion Studio」を使わなければ行けないということはなく、360度動画の編集が出来るソフトウェアなら大丈夫です。
HEROシリーズはGoPro HERO Blackがおすすめ
360度動画を普段撮らない方は、GoPro HEROシリーズのどれかを使うことになりますが、その中でも特におすすめなのがGoPro HERO Blackです。
やはり最上位モデルな為、性能がSilverやWhiteとは大きく違います。
Blackにしか使えない機能として、ハイパースムーズや4K60fps動画撮影、音声起動やライブストリーミング配信、スーパーフォトやタイムワープビデオ等があります。
SilverとWhiteの違いは2から3点程ですが、BlackとSilverは非常に多くの違いがあるわけです。
また、Blackにだけ搭載されている機能が、買うか買わないかの重要ポイントに直結することも多いです。
ですので、GoProのアクションカメラをフルに使いこなしたい方には、GoPro Hero Blackがおすすめとなります。
特にハイパースムーズを使った時に、手ブレ補正はジンバルを使ったように滑らかになりますので、一万円程度高くなったとしてもGoPro Hero Blackは買う価値があるでしょう。
GoPro Fusionはこれからの伸びる可能性あり
GoPro FusionはGoProのHEROシリーズと比べると、やや機能が限定されている印象もありますが、GoPro Fusionで撮影することが出来る360度動画はこれから伸びていく可能性があります。
多くの動画投稿サイトがVR対応になり始めているだけではなく、今までの動画とは違う臨場感や没入感を求めてVR動画を視聴される方は多いです。
また、360度動画は全ての位置を見渡せますので、思い出として映像を残したい場合は、通常のカメラよりも向いている部分もあります。
ホームビデオの撮影やアウトドアに出かけたときの撮影のシーンで、GoPro Fusionが活躍してきますので、動画の撮影場所や目的によってはGoPro Fusionもおすすめです。
ちなみに、GoPro Fusionは360度カメラにしては珍しく、本体に防水性能があります。
ハウジングケースを使わずに水深5mまでは使えますので、プールでの撮影など、カメラを落としたら困るような場面でも使うことが出来ます。
360度動画をVRで見る時はVRゴーグルも必要
GoPro Fusionで撮影した360度動画は、Youtube等にアップすれば画面をタッチでスライドさせると360度見渡す事が出来るようになりますが、視差のある映像を左右に映し出し、VRでみたい時はVRゴーグルが必要になります。
スマホ向けのVRゴーグルは、ネット通販でも買えますが価格は数千円から一万円程度しますので、個人でVRを楽しみたい方はその予算も考慮しておくと良いです。
まとめ
GoProはおすすめのアクションカメラですが、使う目的や用途、撮影シーンによっておすすめのモデルや機種が変わってきます。
VR撮影ならGoPro Fusionがおすすめとなりますので、360度動画クリエイターやVRクリエイターになりたい方はGoPro Fusionを使ってみましょう。
また、通常のGoPro HEROシリーズを買う予定の方には、GoPro HERO Blackがおすすめです。