GoPro(ゴープロ)HERO7 モデルの紹介とおすすめの場面
GoProは、ウェアラブルカメラの代名詞として、世界的に有名なカメラです。
発売当時はおもちゃのような機能で堅牢性を前面に押し出した印象だったのですが、バージョンアップを繰り返すたびに機能はどんどん研ぎ澄まされ、現在ではプロユースでも用いられるようになりました。
今回、現行モデルのHERO7にフォーカスを当てて、各種のモデルの紹介とおすすめの使用場面を紹介していきます。
GoProとは
GoProは、2002年に誕生した比較的最近できたアメリカのウェアラブルカメラのブランドです(Woodman Labsという企業が販売しています)。
設立者のニック=ウッドマン(社名の由来は本名から)が自身のサーフィン写真がうまく撮影できないという不満から、比較的低価格で手に入る機材を作りたいという意欲によって誕生しました。
GoProの由来になったのは、そういった場面でも気軽にプロ並みのアングルで撮影できる機材を作りたいという願いからです。
GoProの特徴
特徴は堅牢性と様々なオプションによってあらゆる部位に取り付けることが可能なこと、非常に高いクオリティ(1080P以上の高解像度、ハイビジョンを超えるクオリティの画質、最新モデルは4Kにも対応)で撮影ができるまでに進化している撮影能力です。
つまり、あらゆるシチュエーションであっても文字通りPRO並みのアングルで、高画質の動画を撮影することができるというのが特徴です。
また、モデルチェンジを繰り返していますが、基本的に3種類のカメラモデルのみを販売しており、今回紹介するのもその三種類になります。
モデル1:GoPro HERO7 Black
HERO7は、2018年9月20日に発表となったウェアラブルカメラGoProの最新モデルです。
そのうちのBlackは、新しいGoProのモデルの一つになり、三つのうちの最上位機種、つまりフラッグシップモデルです。
新しいGoProの進化を最も実感しやすいモデルといえ、価格も最も高いモデルです。
価格も6万円近いですが、それに見合った、場合によってはプロユースでも十分対応できるモデルです。
プロの機材と見れば、かなり安価という見方もできるのではないでしょうか。
GoPro HERO7 Blackの特徴
特徴は、高画質と4つの新機能(HyperSmooth機能、TimeWarp機能、スーパーフォト機能、Facebookライブストリーミング対応)です。
画質は、4K60(4K画質でかつ60fps※人間の目の認知能力と同じ位のコマ数と言う滑らかな動画が撮影できる能力)の撮影に対応しており静止画質も1200万画素に対応し、スマートフォンの最近のモデルにも引けを取らない画質になっています。
新機能は4つあります。
まず、HyperSmooth機能と呼ばれる手振れ補正機能です。
従来のモデルにもありましたが、突然の手振れには対応できないため、アクション場面では強い違和感を感じることもありました。
しかし、この機能を追加したことで、文字通りスムースに撮影ができるようになったのです。
次にTimeWarp機能ですが、これはタイムラプス撮影(カメラのコマ数を減らして流れる雲を撮影したり、花が開く動画を撮影したりすることができる機能)ができるようになったものです。
タイムラプス撮影は通常のカメラでもできる機能でしたが、動きながら撮影できるのは画期的な機能と言えます。
スーパーフォト機能は、GoProの欠点でもあった静止画の画質を高める機能です。
この機能を使うと鮮明な画像を撮影することができます(HDR※暗い部分を明るく撮影し、明るい部分はそのままの明るさを保つ機能、ローカル トーン マッピング※暗い写真と明るい写真を同時に撮影してバランスの良いコントラストを作る機能、ノイズ低減の三つを組み合わせる。
)。
最後は、Facebookライブストリーミング対応により、リアルタイムでSNSへの配信が可能となっています。
GoPro HERO7 Blackのおすすめ使用場面
強力なブレ補正やコントラストの調整、ライブ配信機能など贅沢な機能がたくさんついているのが特徴です。
夜間、MTBなどブレの多い場面を走らせ、更に配信まで行うようなタフな場面でも力を発揮してくれるので、より過酷な場面での使用におすすめです。
モデル2:GoPro HERO7 Silver
フラッグシップのBlackに次ぐセカンドモデル(中位モデル)で、1万円以上安く買い求めることができます。
Blackほど高額ではないので、気軽にアクションカメラを購入し、使いたいという場合に向いているモデルと言えます。
Blackに搭載されている新しい機能はいずれも搭載されていませんが、前モデルに比べて性能の向上が図られているので、使用には十分耐えられるモデルです。
GoPro HERO7 Silverの特徴
ネガティブな特徴からですが、フロントディスプレイが廃されているので、カメラのコンディションが分かりにくくなっています。
ただ、4K撮影に対応しているので高画質な動画を気軽に撮影できるというメリットがあり、手振れ補正もHyperSmooth機能は付いていないものの、よほど激しい利用をしなければ十分対応できるだけの補正がかかります。
堅牢性と高画質の動画、リーズナブルな価格帯とまさにGoProを体現したモデルなので、気軽にGoProの世界を体験したいし、画質も綺麗なものを撮りたいというちょっと欲張りなニーズにも対応できるモデルと言えます。
GoPro HERO7 Silverのおすすめ使用場面
高画質は欲しいけど、夜間やブレが強い場面など過酷な使用はしないし、ライブ配信も積極的に行わないということから、昼間で高画質な動画撮影を行いたい場面(野外スポーツのプレイ動画など)に最適です。
もちろん旧モデルに比べて高画質での撮影が可能になっていますから、多少画質は劣りますが、ブレが強い場面や夜間などの過酷な場面であっても一定の活躍が期待できるモデルでもあります。
モデル3:GoPro HERO7 White
GoProの最廉価モデルがWhiteです。
最上位モデルよりも二万円以上安く、場合によっては二台変えてしまう位の価格差があります。
一番気軽にGoProが買えるモデルになり、二~三世代以上前のモデルであれば最上位機種にも引けを取らない性能や機能を備えています。
Blackに比べると確かに劣る部分もありますが、使い方を工夫すれば十分楽しい動画撮影ができるモデルです。
GoPro HERO7 Whiteの特徴
全てのモデルに共通している特徴ですが、タイマーを設定しての集合写真のような静止画撮影機能が今回から搭載されました。
最廉価モデルのWhiteも例外なく、その機能が搭載されたので、ちょっとした思い出作りには最適な追加機能かもしれません。
また、4K撮影が出来ないものの、Full HD画質による撮影が可能ですし、それ以外の機能はSilverと極端な違いはありませんから、画質に多少目をつぶれば、アクションカメラとしての機能は十分あります。
GoPro HERO7 Whiteのおすすめ使用場面
画質が多少Silverに比べて劣るものの動きのブレなどの補正はSilverと極端な差がないため、昼間のスポーツ撮影やゆっくりとした散策、きれいな路面でのバイクや自転車、乗用車の走行場面などの使用がおすすめです。
夜間撮影やダート(砂利の混じった悪路)の走行など極端にハードな撮影はできませんが、アクションカメラとしての撮影は十分可能と言えます。
まとめ
新しいGoProが発売されて、Blackには新しい機能や4K60などの本格的な画質の向上が図られました。
しかし、GoProは安価にプロのようなアングルの動画や静止画の撮影ができることを本来の目的としているので、下位モデルとなるSilverやWhiteであっても十分楽しめる動画が撮影が可能となっています(もちろん前モデルよりも性能の向上が図られています。
)から、迫力のある動画に興味があれば、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。