GoPro(ゴープロ)のタイムラプス機能を使ってアクション撮影以外の撮影を行うにはどのような手順が必要か

GoProはアクションカメラという新しい分野を生み出したカメラです。

カメラ市場が縮小傾向にある中、この分野はどんどん成長しています。

そもそもGoProとアクションカメラとはどんな製品・カメラでどのようなモデルが発売されているのでしょうか。

またどんな動画が撮影出できるのか、どのように使うのか、アクション撮影以外の使い方はできるのかなどについて以下で簡単にまとめてみました。

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GoProとは何か

GoProはアメリカの企業Woodman Labsが発売しているアクションカメラのブランドです。

アクションカメラという新しい分野を作りだしたカメラです。

現在、用途や機能別に4種類のモデルが発売されています。

アクションカメラとは何か

アクションカメラとは撮影者の目線から見た動画を撮るために特化した小型カメラでオートバイや自転車のハンドルやヘルメットに取り付けることで臨場感あふれる動画が撮影できます。

この撮影形態からウェアラブルカメラとも呼ばれます。

また過酷な状況下での撮影を行う事から通常のカメラと比べて堅牢で防水機能も備えています。

GoProでどんな画像が撮影できるのか

GoProでは、激しい動きのあるスポーツやアウトドアでの撮影だけのカメラではありません。

長時間の映像を短時間にまとめた映像をタイムラプスという機能を使って撮影する事も出来ます。

この撮影では三脚やアクセサリにカメラを固定して長時間の撮影を行います。

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GoProのモデル

現在GoProは4機種のモデルが発売されています。

アクションカメラのモデルとしてGoPro HERO7 Black, Silver, Whiteの三機種が、そして360度撮影可能なモデルとしてGoPro Fusionが提供されています。

最上位モデルがBlackで、そこから少し機能を落としたものがSilver、最も安い廉価モデルがWhileです。

Blackの場合、撮影の解像度が最高4Kです。

その他強力な手振れ補正機能なども盛り込まれていますのでプロ仕様の動画撮影を目的とする人にむけたモデルです。

Silverの場合も最高の解像度は4KですがBlackに比べるとこの解像度で選べるフレームレートが低くなっているのでスローモーション撮影などの場合は不利です。

ただし価格はその分安いので4K動画撮影をとにかくやりたいという人にはおすすめのモデルです。

Whiteの場合は4Kでの撮影はできず解像度は1440pと1080pにのみ対応しています。

とりあえずGoProでの撮影をしたいという人に向いているモデルです。

GoProの使い方

GoProを使って実際の撮影をするには以下のように行います。

GoProでの撮影手順

1.GoProをエクステンションアーム3-wayなどのマウントまたは三脚を使って設置します。

マウントとはGoProを設置するためのオプション品です。

2.撮影する用途に合わせてフレームレートや解像度を選びます。

この操作はカメラ本体背面の液晶タッチパネルで行う事が出来ます。

フレームレートとは1秒間に撮影できる静止画のコマ数でfps(Frame per second)という単位で表されます。

この数値が大きい程スムーズな動画が撮影でき、特にスローモーション撮影を行いたい時はこの数値を大きくとる必要があります。

一方解像度というのはビデオに含まれる水平ラインの数の事で例えば1920×1080pとは画面の1920ピクセルの幅にたいして1080本の水平ラインがあるという事です。

この数が大きい程、微細な画面になります。

3.シャッターボタンを押す事で撮影開始です。

撮影した画像はカメラに挿し込んだmicroSDカードに記録されます。

4.動画を保存・編集します。

動画の保存と編集方法

撮影した動画・画像をPCに保存するには二つの方法があります。

一つはカメラから取り出したmicroSDカードをSDカードアダプターを経由してPCに挿し込む事でカードに保管されているものを見る事が出来るので、その中からGoProで撮影した動画をPC側に移動させます。

もう一つの方法は公式アプリケーションの「Quik」を使う方法です。

USBケーブルでカメラとPCを接続するとQuickが自動的に立ち上がるので「ファイルのインポート」をクリックするだけで動画がPCに読み込まれます。

Quickを使う事で動画の編集も可能です。

動画はスマートフォンに保存する事も可能です。

スマートフォンに「GoProアプリ」をダウンロードするとスマホへの動画保存、カメラをスマホから遠隔操作するなどの作業が可能になります。

タイムラプス機能を使う

GoProにはタイムラプスという機能があります。

この機能を使う事でアクションカメラ以外の動画撮影を楽しむ事が出来ます。

動画を早送りで撮影して長い時間の経過をわずかな時間、例えば半日の動画を数分にまとめるなどした画像の事をタイムラプス動画と呼びます。

これらの動画は特別な機能がなくても、例えばカメラを特定の方向に向けて動かさず何分または何十分おきかにシャッターを切って撮影後それを連続で表示すれば作る事は出来ます。

GoProにはこの撮影を専門に行う機能があって簡単にタイムラプス動画を作る事が出来ます。

タイムラプス撮影の手順

この撮影を行うためには、カメラの撮影モードをタイムラプスモードに設定します。

カメラ背面の液晶パネルで左下の撮影モードを選択後、一番右側に出てくる時計マークを選びます。

すると「タイムラプスビデオ」「タイムラプス写真」「ナイトラプス写真」という項目が表示されている画面になりますが通常のタイムラプス撮影の場合はタイムラプスビデオを選びます。

次にカメラを三脚またはエクステンションアーム3-wayなどに付けて撮影場所に設置します。

撮影ボタンを押して撮影を開始します。

時間をおいてもう一度撮影ボタンを押せば撮影終了です。

タイムラプス撮影で注意しなければならないのはバッテリーの消費が早いのでモバイルバッテリーをつないで撮影するか予備バッテリーを用意する等の処置を忘れない事です。

先述のタイムラプスビデオとタイムラプス写真の違いですがビデオの方は数秒おきに撮影した写真を勝手につないで動画にしてくれますが、写真の方は撮影後に自分で編集する必要があるという違いがあります。

タイムラプス写真は、編集作業をしないと動画に出来ませんが、その代わり再生スピードを調整するなど様々な細かい操作をする事が可能になります。

とりあえずタイムラプス動画を作りたい時は「ビデオ」を細かな編集をしたい時は「写真」を選ぶようにすると良いでしょう。

ナイトラプス機能で星空撮影を行おう

タイムラプスモードの中にナイトラプス写真という項目がありました。

これは夜景や星空など暗い所でタイムラプス動画を撮影するための機能です。

夜景などを撮影するためには通常よりシャッター間隔を長くするなどしてより多くの光を取り込む必要がありますがナイトラプスでは、そういった調節を自動的にやることで夜景や星空がきれいに撮影できるようになっています。

流星観測など長時間星空を見る必要がある場合などに、おすすめできます。

撮影する手順は先に説明したタイムラプス撮影の手順と同じです。

ただし今度はナイトラプス写真を選んでください。

また撮影後は、これを動画にするための編集作業が必要ですが以前説明したQuickを使ってその作業を行う事が出来ます。

まとめ

GoProはアウトドア活動やサイクリングなどのスポーツでの臨場感あふれる動画を撮るためのアクションカメラとしてよく知られています。

しかしそのような使い方だけでなくタイムラプス機能を使うと、次々変わっていく風景動画を撮影するのにも威力を発揮します。

ナイトラプス機能を使えば星空の撮影にも使う事が出来移り変わる星空を楽しむ事も出来ます。