GoPro(ゴープロ)を買うならどれがいい?おすすめ機種4選
GoProは、防水・防塵機能や超広角レンズなどがあり、普通のカメラでは困難な撮り方ができる便利なアイテムです。
しかし、いろいろな種類が出ているので、「どれを買えばいいの?」と悩んでしまい、なかなか決められないこともあります。
そんなときは、各商品の特徴をしっかり把握しておくことが大切です。
では、代表的な商品について、簡単に説明していきましょう。
GoPro Fusion
GoPro Fusionは、数あるGoProの中でも、撮影できる範囲がずば抜けて広いという特徴があります。
超広角レンズがあるだけでも、フレームの中に納まる範囲は通常のカメラより広くなりますが、GoPro Fusionの性能はさらに上です。
少し広い範囲どころか、360°すべてをカバーすることができるのです。
GoPro Fusionは、他のGoProと違い、180°に対応したカメラが2個ついています。
前後についているそれらのカメラをフルに使うことで、周囲をまんべんなく撮影できるようになっているのです。
この機能をうまく活用すれば、天体撮影ができたり、パノラマのような風景を撮影したりできるので、GoProがもっと楽しくなります。
VR動画を楽しめる
360°すべてを撮影できるGoPro Fusionは、VRの撮影を想定して開発されたものです。
広い範囲をたっぷり撮影したあと、その映像を編集すれば、簡単にVR動画を見ることができます。
VR動画では、音も重要な要素になりますが、その点も抜かりはありません。
GoPro Fusionで撮影すると、映像だけでなく音も360°で録音することができるため、動画の臨場感が増します。
これにより、バーチャルな世界への没入感をぐっと高めることができるのです。
手軽にVRを楽しみたいなら、ぜひ使ってみてください。
画質は5K
GoPro Fusionは、画質の面でも優れた特徴をもっています。
フルHDよりも高画質で撮影するなら、通常は4Kのものを選ぶところですが、GoPro Fusionは5.2Kで撮ることができるのです。
4KはフルHDの4倍きれいなものであり、2160×3840という高い画素数になっていますが、それを上回る5.2Kは、2624×5228にもなります。
そのため、できるだけ高画質で広範囲の撮影をしたい人には、ぴったりな商品です。
普通の撮影には注意
GoPro Fusionは、VRなどのために360°を撮影するなら最適なアイテムですが、普通の動画や写真を撮るには、あまり向いていません。
不可能というわけではありませんが、360°で撮影したものを普通に見るためには、編集が少し面倒なことになってしまうのです。
そのため、360°カメラに必要性を感じない場合は、他のGoProの方が便利になります。
選ぶときは、自分の目的をよく考えて、最も使いやすいものを探すようにしましょう。
GoPro HERO5 Black
2016年に発売されたGoPro HEROシリーズのひとつであり、GoProの中でもスタンダードな商品になります。
基本的な機能はひと通り揃っているので、あまり本格的なものではなく、普通の撮影がしたい人におすすめです。
新しいものに比べると若干劣るとはいえ、手ブレ補正機能もしっかり備わっているため、初心者でもきれいに撮影できるようになっています。
また、暗い場所での撮影を助けてくれるナイトフォトモードもあるため、夜間であっても美しい映像を撮ることができます。
4Kに対応
GoPro HERO5の画質はフルHDがメインですが、4K動画にも対応しているので、高画質の撮影をしたいときも便利に使うことができます。
画質にそれほどこだわりがない場合は、「フルHDで十分」と感じることも多いですが、特別に大事な撮影があったりすると、普段よりきれいに撮りなくなったりするものです。
そんなときは4Kで撮ることができるので、撮影に合わせて使い分けていきましょう。
防水機能
GoProは、水深10mまでなら、水の中でも問題なく使えるようになっていますが、そのレベルの高い防水機能が搭載され始めたのは、このHERO5からです。
今ではすっかり基本的な機能になっていますが、この商品が出る前は、ハウジングケースに入れた状態でないと、水の中での撮影は困難でした。
しかし、HERO5以降の商品は、ケースを使わずにそのまま沈めても、10mまでならノーダメージで使えるようになったのです。
そのため、水中の撮影を考えている人にもぜひおすすめです。
GoPro HERO6 Black
2017年に発売されたGoPro HEROシリーズで、GoPro HERO5をさらにパワーアップさせたものです。
その違いとしては、まず画質の向上があります。
HERO5と同じく4K画質での撮影が可能ですが、フレームレートをさらに上げているため、よりきれいに撮ることができるのです。
それまでは30fpsでしたが、HERO6のフレームレートは60fpsであり、動画の動きが滑らかになっています。
特に、スローモーションの動きはかなりよくなっているため、動きの違和感を感じることはほとんどありません。
さらに、解像度を1080pに調整したときは、240fpsまで上げることもできます。
手ブレ補正が強力に
GoPro HERO6の手ブレ補正機能は、HERO5よりもよくなっています。
そのため、普通に撮るだけでなく、歩いて移動しながらの撮影でも、とてもきれいな映像になるのです。
歩くときは、どうしても揺れが大きくなってしまうものですが、HERO6の強力な補正機能があると、ほとんどブレが目立ちません。
動きながらの撮影が多くなりそうなときは、こちらを選んでおきましょう。
GoPro HERO7 Black
2018年に発売されたもので、GoPro HERO6をより進化させた機種になります。
基本的な画質はそれほど変わりませんが、HERO6にはなかったスーパーフォト機能が追加されており、それを使うことで、画質をさらに上げることができます。
HERO6もきれいでしたが、スーパーフォト機能でノイズを減らしたり、黒のつぶれを防いだりできれば、わずかな違和感までなくすことができるのです。
高画質にとことんこだわるなら、ぜひHERO7を試してみてください。
単体でも揺れない
GoPro HERO7の手ブレ補正機能は、十分に強力だったHERO6よりも、さらにレベルアップしています。
あまりに激しい動きをしたときは、さすがのHERO6でもカクカクすることがありましたが、HERO7では、走りながらの撮影でもきれいに撮ることができるのです。
その強力さは、スタビライザーを使わずに済むレベルです。
GoProだけを持ち出してもしっかり揺れを抑えてくれるので、アウトドアで撮影をするなら、どんどん使っていきましょう。
音もハイクオリティ
GoPro HERO7は、映像だけでなく、音も他の機種よりよくなっています。
通常のGoProはステレオですが、HERO7には「トリプル」という新機能が備わっているのです。
ステレオ音声ならぬトリプル音声での録音により、人の話し声までクリアに聞こえるようになるので、音にこだわりたい人にもおすすめです。
まとめ
ひとくちにGoProといっても、商品によって性能には差があり、他にはない珍しい特徴を備えたものも多くあります。
そのため、よく調べないで適当に選んだりするのは、あまりおすすめできません。
自分にぴったりな使いやすいGoProを見つけるなら、その商品にはどんな機能があり、どんなことができるのか、しっかりチェックしておいてください。
それを踏まえて選ぶようにすると、失敗を防ぐことができます。