GoPro(ゴープロ)を買う前に知っておきたいデメリット4つ
これからカメラを買うならば、GoProを買いたいと思う方も多いでしょう。
インスタグラマーの方などでもGoProを使用している方は多いですから、それにつられてそうなるのもうなづける話です。
でもGoProには、デメリットもあるんです。
それをきちんと知ってから買わないと、あとから後悔することもあります。
そこでここではそんなGoProのデメリットを見ていきます。
GoProはズームに弱い
まず一つGoProのデメリットをあげるならば、ズームに弱いということです。
GoProのズームは基本的には電子ズームというズーム方法になります。
電子ズームとは、いうなれば無理やり写真を拡大してズームにしているということ。
なので、ズームをすればするほどに画質が荒くなってしまうんです。
ということは、何かを大きく撮影したいと思ったら、被写体にすごく近づかないとならないということ。
ただでさえGoProは広角で、普通のカメラに比べるとかなり近づかないと接写にはなりませんから、普通のカメラよりもだいぶ近づくことになります。
これは、特定のものを撮る撮影に弱いということを意味しています。
人物撮影に弱い
それは、人物撮影。
人物の撮影は、なるべく接写気味に撮りたいところです。
もちろん状況にもよります。
絶景のロケーションでの人物撮影であれば、全体をうつしたいと思うこともあるでしょう。
そういう状況であればむしろGoProは大活躍になります。
でも、一般的な旅行や、日常生活の中で写真を撮るとなると、なるべく大きく被写体をうつした方が良いです。
しかしGoProの場合は、そのためにはすごく近づかないとならない。
では、人の写真を撮るときにその人にすごく近づいたらどうでしょうか?
何となく変ですよね。
相手に不快感を与えてしまうことすらあるかもしれません。
だから基本的にはGoProは、人物撮影は得意ではないんです。
背景がぼけない
GoProの弱点として、背景がぼけないということもあります。
GoProは、基本的には広くピントが合うカメラになっています。
だからこそピントずれがなかったりして、取り直しの必要がないというメリットはある。
でも、ピントが広く合うということは背景をぼかしたりした写真が撮れないということになるんです。
背景をぼかした写真が撮れないということは、やはり雰囲気のある写真は撮りづらいということになりますね。
安くて背景がぼけるカメラもたくさんある
今の時代、ちょっと古いデジタル一眼であれば、すごく安く買えます。
1万円くらいで、下手したらそれ以下で買うこともできることはあるんです。
中古であれば。
そしてそういうちょっと古いデジタル一眼であっても、それがデジタル一眼であり、かつレンズがよほど変なものでなければ、ある程度背景はぼけるんです。
だから雰囲気のある写真は撮りやすい。
なので、自分はどういう写真が撮りたいのか、よく考えないとなりません。
背景のぼけなんてどうでもいいと思うのであれば、GoProを買うのも全然ありでしょう。
しかしもし背景のボケも求めたいのであれば、安い古いカメラを探してみるのもおすすめです。
ボケは他のカメラに任せるのもあり
もちろんGoProはGoProで使い、ボケのある雰囲気の良い写真は他のカメラに任せるという方法もあります。
たとえば今の新しいiPhoneでは、背景をぼかした写真も撮れます。
そしてそれは人物撮影に特化しているといってもいい。
だから、それはそれに任せてしまうんです。
そしてGoProはGoProで、それの良さを活かせる場面で使うようにすれば、GoProのデメリットを感じることはそうそうなくなります。
このように、他のものでデメリットを埋めることができることもあるので、それも合わせてよく考えていく必要があるんです。
電池が割とすぐに切れる
GoProの大きな弱点として、電池の問題も挙げられます。
GoProは、比較的に電池の持ちが悪いカメラになるんです。
というのも、だいたいマックスでも2時間程度しか持たないんです。
設定によっては1時間程度で切れてしまうこともあります。
これがハンディタイプのビデオカメラであれば、3時間くらい持つものもありますから、それと比べるとやっぱり心もとないです。
撮影するシーンによっては切れたら困ることも
これがたとえば、旅行の撮影くらいであれば、宿舎に帰ってから充電すればいいだけです。
でも、もし子供の体育祭や文化祭などの撮影だったりしたら、切れたらやはり大変です。
一生に1回しかないその学年でのその体育祭や文化祭を撮り逃すことになってしまいますから。
なのでもしそういうシーンの撮影をしたいと思っているのであれば、その際にはGoProはあまりおすすめしません。
そもそもGoProでそういうシーンの撮影をしても、遠くて全然何が何だかわからない映像になってしまう可能性は高いですし。
そういうシーンでの撮影であれば、やはり昔ながらのハンディタイプのビデオカメラをおすすめします。
子どもたちが自分でGoProをもって撮影するというのであれば、GoProもおすすめできますが。
起動や撮影がスムーズにいかないことがある
GoProは、普通のビデオカメラやカメラと比べるとどこが電源スイッチで、どこで撮影がスタートとして、というのがわかりづらいところがあります。
もちろん慣れてしまえばどうということはありませんが、慣れないうちはそのせいでスムーズに撮影がスタートできないことがあるんです。
また、それだけではなく、シンプルに反応が悪い時も時々あります。
ボタンを押してもなかなか反応してくれなくて、なかなか撮影をスタートさせることができないんです。
でも、ハンディタイプのビデオカメラだったり、あるいはデジタル一眼だったりすれば、まず間違いなく簡単に撮影をスタートさせることができます。
だから、大事なシーンを撮り逃すということはそうそうないんです。
そしてそんな風に簡単に撮影をスタートさせたりストップさせたりすることができるということは、長く回さなくても良いということになります。
撮影をスタートさせるのに手間取る可能性があるとなると、どうしても長回しになりがちになります。
実際そのほうがリスクも少ないですから。
でも、長回しで撮影をすると、あとで大変なのです。
編集の時に面倒になる
長回しをしていると、どこのファイルにどんな映像があるのか、すごくわかりづらくなります。
仕事ではない家庭用の映像なんて、そこまで時間をかけて編集したくはないでしょう。
でも、いちいちすべての素材をチェックしないと編集できないとなると、たとえば2時間の映像を作るのに、ただカット編集をするだけでも4倍5倍の時間がかかることがあるんです。
それだけの苦労をしても、別にテロップなどがあるわけではないですから決して見やすい映像とはなりません。
それはやはりしんどいですよね。
だから少しでも編集は楽にしておきたいところ。
そのためにはあまり長回しはおすすめしません。
でもGoProの場合には、そうせざるを得なくなることがあるんです。
まとめ
GoProにはこうしたデメリットがあります。
そのデメリットを理解した上で使用していけば、あとからやっぱり違うカメラにしておけばよかったと思ってしまうことはないでしょう。
もちろんこれらのデメリットのほかにメリットもいろいろとありますからデメリットだけではなくそうしたメリットも考えてみて、総合的に判断していってください。