GoPro(ゴープロ)HERO7はHERO6と何が違うの?
GoPro(ゴープロ)ではこの2018年9月、新しい機種であるHERO7というモデルが発売されました。
でもこのHERO7、これまでのHERO6と比べると何が違うのでしょうか?
その違いをきちんと理解しないと、HERO6でもいいのか、それともHERO7を買うべきなのか判断できません。
そこでここでは、その違いについてみていきます。
HERO7では写真が綺麗に撮れる
まず一つ大きな違いとして挙げられるのは、写真の画質の違いです。
というのも、HERO7には、スーパーフォトという新機能が加えられているのです。
元々GoProで撮れる写真の画質は、別に悪くありません。
むしろ綺麗に撮れる方だと言えるくらいでした。
しかし、それはあくまでも記念写真的な写真での話。
たとえばアートっぽい雰囲気の色調のきれいな写真を撮ろうと思うと、GoProではやや難しいところがありました。
でも、このスーパーフォトという機能を使えば、それが問題なく可能になるのです。
すごく色彩豊かな、コントラストのきれいな写真を撮ることができるようになっています。
HDR等を駆使してきれいな写真を残す
ではどうしてこのスーパーフォトという機能ではきれいな写真が撮れるのか。
スーパーフォトという機能では、HDRやノイズ軽減などの機能を駆使しています。
ノイズ軽減はわかるけどHDRというのはいまいち意味が分からないという方も多いでしょう。
かんたんに言えば、HDR写真というのは、1回の撮影で露出を変えた複数枚の写真を撮影して、その写真の中でそれぞれのきれいな色味を合成して1枚の写真とする、というような機能です。
これはたとえばiPhoneなどでも使うことができますので、試してみると分かるでしょう。
そうしてきれいな色味を抽出していくわけなのですから、当然ただ普通に写真を撮るよりもきれいな色味に仕上がります。
HERO7からはGoProでもそれが出来るようになったのです。
GoProであってもキレイな写真を撮りたいと思う方は多いのではないでしょうか?
GoProは広角ですから、きれいな風景などをよりたくさん映すことができます。
その分、その写真をきれいに撮りたいと思うのは当然です。
風景写真などを良くとる方には、HERO7はおすすめできます。
手振れ補正機能がパワーアップ
基本的にはHERO7以前のGoProであっても、手振れ補正の機能はついていました。
しかし、HERO7では、その手振れ補正機能もさらにパワーアップしているんです。
HERO7の手振れ補正は、ジンバルを使った時並みとうたわれています。
ジンバルというのは、カメラを固定する器具のようなもので、それをもって撮影をすると、カメラが動くのに合わせて自動的にそれが動き、手振れや自分の動きによるカメラの上下動を極力抑えてくれるというアイテムになります。
別段それを使用していないのに、それを使用しているかのようななめらかな映像が撮れるようになるのであれば、GoProで映像を撮ろうと思っている人にとっては、すごく助かります。
ブレは映像のクオリティを下げてしまう
手振れというのは、あえてそれをいれて臨場感を出すというテクニックにつながることもあります。
ただ、GoProの場合は特にそれが必要になることもありません。
基本的には引きの映像になるでしょうから、別段臨場感を求められることもないのです。
特に臨場感を求められていないときに、手振れを起こしてしまうと、それはただただクオリティの低い映像となります。
折角撮影するのですから、できれば誰だって質の高い映像を撮りたいものです。
でもいちいちジンバルを用意するのは面倒。
その点HERO7であれば、何も意識しないでも手振れを抑えた質の高い映像が撮れるわけですから、すごく便利です。
ライブストリーミングが可能になった
HERO7からは、たとえばスマートフォンのカメラのように、ライブストリーミングが可能になりました。
この2010年代後半は、まず間違いなくライブ配信の時代です。
ユーチューバーという職業も完全に一般化しましたし、特に芸能人でも有名人でもない方が、ライブ配信アプリを利用してファンを集めるということも全然珍しいことではなくなってきています。
実際に、そうしたライブ配信アプリを利用して、完全な素人から芸能人の卵くらいまでになり、テレビに出るようになったという方もいます。
それだけライブ配信が重要なものになっているこの時代ですから、GoProでもライブ配信をしたいと考える方もいるでしょう。
でもこれまでのGoProではそれはできませんでした。
だからGoProでは、撮影した動画を編集してアップロードするしかなかったのです。
でも、このHERO7からではそれも可能に。
ライブ配信に興味がある方にとっては、この機能はすごくうれしいでしょう。
音楽やスポーツなどのライブ配信におすすめ
たとえばバンドのスタジオ練習だったり、あるいはちょっとしたスポーツイベントの配信。
そんなものを配信するのが特におすすめです。
もちろんたとえばスマートフォンのカメラを使って撮るように、自分を撮影してそれを配信するというようなシンプルなものでも問題はありません。
でも、GoProというのはせっかく広角のカメラで、より広く撮れるものなのですから、それを活かした撮影をした方が魅力は伝わりやすいです。
たとえばバンドのスタジオ練習などは、普通のカメラで映しても全員は映らないことも多いです。
しかしGoProがあればそれが全員映せる。
またスポーツイベントなどでも、普通のカメラではいちいち横に動かして動きを追わないといけないことも多いです。
でもそれだと、どうしても撮るほうも疲れてしまいます。
しかしそこにGoProがあればどうでしょうか?
GoProであれば、いちいち動かさなくても全体をとらえることも可能。
もし動かす必要があったとしても、そこまでたくさん動かす必要はないのです。
だからそういう配信をするのにはすごく向いています。
タイムラプスを手持ちで撮影できるように
タイムラプスというのは、簡単に言えばすごく早回ししている動画になります。
すごく早回しするということは、その映像を撮影する媒体が動いてしまうことで起こるブレなどの影響もすごく大きくなるということになるのです。
すごく小刻みにものすごくたくさん動くことになりますから。
そんな映像まず見づらいです。
だから本来、タイムラプスは固定で撮影するものでした。
三脚などを用意して。
でもそれは間違いなく面倒ですよね。
HERO7では、そんなタイムラプスですら、手持ちで撮影することができるようになっているんです。
手振れ補正のたまもの
それはやはり、手振れ補正がパワーアップしたことのたまものです。
カメラがあまり動かないのであれば、手持ちで撮影したものを早回ししても、まず変な感じにはなりません。
こうして手持ちで撮影できれば、これまでに撮影できなかったようなロケーションでも、タイムラプス撮影ができるようになりますね。
まとめ
新しい機種と古い機種では、マイナーチェンジじゃないか…と思う程度しか変わらないことも多いものです。
でも、この通りGoProでは、HERO7とHERO6の間に大きな違いがあります。
もちろんこれらの違いに興味が引かれなければHERO6を買うのがおすすめですが、もし興味をもったら、HERO7を選ぶと良いでしょう。