GoPro(ゴープロ)の写真機能はどうなっている?撮影のためにチェックしたい4つのポイント
GoProといえば、アウトドアで動画を撮るときに大活躍するアイテムですが、その特徴は動画撮影だけではありません。
写真機能もあるので、普通の写真をたくさん撮ることもできるのです。
とはいえ、GoPro初心者だと、「どうやって撮ればいいの?」「普通のカメラと違うところはあるの?」といった不安を感じることもあります。
そこで、GoProの写真機能がどのようなものなのか、詳しく説明していきましょう。
撮影モードの切り替え
GoProの写真機能を使うときは、いきなり撮影を始めるのではなく、写真を撮るための準備を整える必要があります。
最初に行うのは、撮影モードの切り替えです。
GoProには、動画を撮るモードと写真を撮るモード、そしてタイムラプスを撮るモードの3つがあります。
動画やタイムラプスのモードでは、当然ながら写真機能を使うことはできません。
GoProの写真機能は、写真モードに切り替えることで初めて使えるようになるのです。
切り替えを行うときは、タッチパネルの左下にあるカメラのマークをタップしましょう。
そこから好きな撮影モードを選ぶことができます。
写真撮影の3つのモード
GoProを写真モードに切り替えたあとは、さらに3つのモードを選択することができます。
ひとつは通常の撮影を行う「写真」、もうひとつは暗い場所での撮影に適した「夜間」、3つ目は連続で撮影するための「連写」です。
この中から、目的に合ったモードを選択するようにしましょう。
写真は明るい場所での撮影に適しており、シャッタースピードが短いため、ブレを軽減することができます。
夜間の場合は、シャッタースピードが長くなるため、三脚などで固定しないとブレやすくなってしまいますが、その代わりにノイズが少なくなります。
暗い場所で通常のモードを選ぶと、どうしてもノイズが発生してしまうものですが、きちんと夜間に設定しておけば、クリアできれいな写真を撮ることができるのです。
また、続けて何枚も取りたい場合は、迷わず連写を選ぶようにしましょう。
撮影できる写真の種類
GoProで写真を撮るときは、その種類にも注目してみましょう。
ひとくちに写真といっても、GoProで撮影できる写真には、いくつか種類があります。
それぞれ設定から選ぶことができるので、撮りたいものに相応しい種類を選択しておきましょう。
挟角
挟角で撮影する写真は、フレームに収まる範囲が狭くなります。
そのため、あまりサイズが大きくないものを近い距離から撮るようなときは問題ありませんが、広い景色を撮りたいときなどは、あまり向いていません。
最初は挟角に設定されていることも多いので、広い範囲を撮りたいときは、しっかりチェックしておきましょう。
広角
広角に設定した写真は、広い範囲を撮影することができるため、風景や大きな建物を撮るときに役立ちます。
端の方が見切れたりすることがないため、撮りたいものをしっかりと捉えることができるのです。
大勢で集合写真を撮るときなども、ぜひ使ってみてください。
中間
中間を選んだ場合、それほど広い範囲をカバーすることはできませんが、かといって狭すぎる写真になるわけでもありません。
広すぎも狭すぎもしない、広角と挟角の中間のような写真を撮ることができるのです。
挟角でも広角でもうまく撮れないようなときは、中間を試してみましょう。
超広角
広角よりもさらに広い範囲をカバーすることが可能であり、「SUPERVIEW」と表示されています。
横の広さは一番であり、広大な景色をたっぷり撮影することができます。
遠く方までしっかりフレームに収めたいときは、これがおすすめです。
ただし、超広角で撮影した写真は端の方に歪みがあり、魚眼レンズのような状態になります。
丸みを帯びることで奥行きのある写真になるというメリットもありますが、そうした歪みが気になってしまう人は注意してください。
魚眼無効
魚眼無効で撮影すると、広角のような魚眼レンズの歪みがなくなります。
広角や超広角だと、スマートフォンなどでは難しいような広範囲の撮影が可能になりますが、画面の端が歪んでしまうというのは、デメリットにもなる要素です。
それを回避するなら、魚眼無効で撮ってみましょう。
撮影範囲は少し狭くなりますが、自分が見ている景色をそのままの状態で撮影するには、最も適した設定です。
Protuneで細かい設定をする
GoProの写真機能を使うときは、Protuneも忘れずにチェックしておきましょう。
Protuneモードは、かなり細かい設定ができるので、より自由にきれいな写真を撮ることができます。
初めて使うときはわからないことも多いので、それぞれの項目を簡単に説明していきましょう。
ホワイトバランス
ホライトバランスというと、「白い色の調整をするのかな?」と思われがちですが、実際には写真全体の色味を調整するものです。
この値が低いほど青みがかった感じになり、高くすると黄色みが強くなってきます。
どちらかに偏ってしまうとおかしな写真になるので、不自然にならない程度の調整をしていきましょう。
シャッタースピード
この項目では、シャッターを切るときのスピードを上げたり下げたりできます。
シャッタースピードが速いと、水しぶきの様子などもしっかりと撮影することができるのです。
よくわからない場合は、自動に設定しておくこともできます。
EV
EVは、写真の明るさを調整できる項目です。
プラスにすると明るくなり、マイナスだと暗めにすることができるので、天候などを見ながら、ちょうどよい値に調整しておきましょう。
ISO
ISOは、撮影時の光の量を調整する項目になります。
高く設定しておくと、暗い場所でも比較的明るい写真を撮ることができますが、あまり上げすぎると画質が悪くなることもあるので、注意しなければなりません。
これも、よくわからないときは自動にしておきましょう。
シャッターの切り方は2種類
GoProで写真を撮るときは、「どうやってシャッターを切るか」ということも重要になります。
普通のカメラと同じように考えていた場合、「どうやってもなにも普通に切ればよいのでは?」と思ってしまいますが、GoProにはシャッターの切り方が2種類あるのです。
どちらの方法で使うかは、そのときの状況に合わせて決めるようにしましょう。
本体を直接操作する
普通に本体のボタンを押してシャッターを切る方法です。
通常のカメラを使うときと同じ方法になりますが、直接操作するときは、手ブレに注意してください。
GoProを持つ手があまり揺れると、写真をきれいに撮ることができません。
手ブレ補正機能である程度は軽減できますが、できるだけきれいに撮りたいなら、余計な揺れは少なくしておきましょう。
スマートフォンで遠隔操作する
GoProは、専用のアプリを使うことで、離れた場所からスマートフォンでシャッターを操作することができます。
この方法なら、GoProに触れる必要がないため、手ブレのないきれいな写真を簡単に撮影できるのです。
また、撮った写真をすぐスマートフォンに送ったりもできます。
アプリを使って連動させる方法はとても便利なので、うまく利用していきましょう。
まとめ
GoProはとても便利なアイテムですが、写真機能についてあまりよく知らない場合は、なかなかうまく撮影ができず、困ってしまうこともあります。
納得のいく写真を撮るためには、どのようにして使うのか、あらかじめ詳しく知っておく必要があります。
ここで紹介したポイントは、いずれもGoProを使った写真撮影で役立つものなので、しっかりチェックしておきましょう。